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今インドでは、イネ科の雑穀トウジンビエや、ココナッツなどインド特産の食材を使った個性的なクラフトビールが続々登場し、郷土料理と相性が良いドリンクとして注目されている。
マハーラーシュトラ州プネーのクラフトビール醸造所「グレート・ステート・エールワークス」は200リットルからの少量生産を行っており、「ザ・ボンベイ・カンティーン (TBC) 」 や「オー・ペドロ」といったムンバイの人気レストランなどと共同で、実験的なビールを造っている。オー・ペドロ用に開発されたココナッツクリームエール「ナリヤル・パーニ」は、まったりとした独特な風味が魚介をふんだんに使ったゴア料理によく合う。
TBCのチェッティナードゥ料理フェアで初登場したのはトウジンビエを使ったエール「ローカル」。さっぱり&きりっとした透明感の中にほのかな滋味が感じられ、ウッディなスパイスを多用する料理の味わいを引き立てる。同醸造所では、インド産雑穀を今後ビール全種に使用することを目指し、栽培農家の支援も行っていく。
(『料理通信』2019年9月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Great State Aleworks
Indian Ale Ventures Pvt.Ltd. Survey No 40/41, Tempo
Chowk, VadgaonSheri, Pune 411014 Maharashtra
☎+91-8390476677
www.greatstatealeworks.comtext by Akemi Purushotham
JOURNAL / 世界の食トレンド
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