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2019年5月、シンガポールで開催された「アジアのベストバー50」で1位に輝いたのは、香港の「ジ・オールド・マン」。そのシンガポール支店が、授賞式の前日にオープンした。
メニューもインテリアも本店と同じだが、香港店に比べて席数は多くて広い。店名はカクテル好きの文豪、アーネスト・ヘミングウェイの著作『老人と海』にちなみ、カクテルにはヘミングウェイの作品名がつけられている。遠心分離機など様々な機材を用い、東南アジアならではの食材を使ったカクテルが多い。
例えば、ヘミングウェイが愛したカクテル「午後の死」は、本来はアブサンをシャンパンで割ったものだが、さらにココナッツと東洋のバニラと呼ばれるパンダンリーフで作ったヨーグルトを加え、マイルドでエキゾチックな味に仕上げている。
ヘッドバーテンダーのルイス・タン氏は、「今、料理の技法を使うことがカクテルの世界では流行しているが、逆に、カクテルの流行が料理の世界に影響を与えるようになったら面白い」と、研究開発に余念がない。
(『料理通信』2019年8月号/「ワールドトピックス」より)
◎ The Old Man Singapore
55 Keong Saik Rd., #01-04, Singapore 089158
☎+65-6909-5505
17:00~ 24:00
日曜休
カクテル各種 17シンガポールドル
www.theoldmanhk.comtext by Kyoko Nakayama
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