HOME 〉

NEWS

仏・サントの地元に根ざした菓子作り。第54回現代フランス製菓技術特別講習会開催

フランス南西部の街サントより、ニコラ・リシャール氏を招聘

2025.09.25

フランス南西部サントより、地元の素材と伝統を尊重しつつ現代の感性を融合させた菓子で高い評価を得るパティシエ、ニコラ・リシャール氏を招き、第54回現代フランス製菓技術特別講習会が10月27日(月)・28日(火)に東京・世田谷区の日本洋菓子協会連合会で開催されます。日本ではなかなか直接触れる機会の少ない、本場フランス菓子の味と技術を五感で体感できる貴重な二日間です。

フランス菓子の“魂”を学ぶ特別デモンストレーション
リシャール氏はサントを拠点に「パティスリー・オ・38」「シニャチュール・オ・38」の2店舗を展開し、地元生産者の搾りたての牛乳や生クリーム、放し飼い卵、イチゴやハチミツのほか、特産のピノー・デ・シャラント(コニャックとブドウ果汁を合わせて熟成させた甘口ワイン)など、素材を活かした菓子づくりを追求してきました。

講習では「品質」「美しさ」「素材とテロワールへの敬意」を柱に、氏の代表的レシピ16種を目の前でデモンストレーション。ミルフィーユ、タルト・タタン、サントノレ、モンブランといった定番から、メレンゲ×キャラメルのショコラコーティング菓子「ドワ・ドフェリエ」、プティガトー「プティ・シャランテ・モワルー(ピノー・デ・シャラント使用)」まで、多彩なテクニックと美味の秘密を余すところなく伝授します。

ニコラ・リシャール氏 メッセージ
「日本のパティシエの皆様とフランス菓子への情熱を分かち合い、品質や素材の力を最大限に引き出す技術をお伝えできることを大変光栄に思います。本場サントのテロワールと歴史を背景に培った知見を通して、皆様の日々の菓子づくりに新たな発見をもたらせれば幸いです」


<第54回現代フランス製菓技術特別講>
会期:2025年10月27日(月)~28日(火)
時間:9:00~16:00
会場:日本洋菓子協会連合会(東京都世田谷区池尻2-21-14 洋菓子会館 3階)
受講料:2日間¥49,000/単日¥25,000(テキスト代・消費税込)
定員:各回40名(先着順)
申込締切:10月15日(水)
内容:
・Délice lactée(ミルクチョコムース×トロピカルコンポート)
・Mille feuille à la gousse de vanille de Madagascar(バニラビーンズのミルフィーユ)
・Tarte Tatin revisité(革新タルト・タタン)
・Doigt d’ophélie(キャラメルメレンゲのショコラコーティング)
・Galette charentaise(シャラント伝統菓子)
・Senteur d’été(イチゴ×レモン×バジルのデザート)
・Le marroni(モンブラン×マロンのダックワーズ)
・Pavlova fruits rouges(赤い果実のパヴロヴァ)
・Petit chatentais moelleux à base de pineaux(ピノー使用プティガトー)
…ほか全16レシピ

◎フランス文化を識る会
☎03-5937-4412/Email:inquiry@acfrance.com
 http://www.acfrance.com 

(「料理通信」のNewsコーナーでは、食に関する新商品やサービス、イベント情報をお届けします)

料理通信メールマガジン(無料)に登録しませんか?

食のプロや愛好家が求める国内外の食の世界の動き、プロの名作レシピ、スペシャルなイベント情報などをお届けします。