とろけ出るチーズ!病みつきホットサンド「グリルドチーズ」
アウトドアレシピ13
2023.05.11
photographs by Tsunenori Yamashita
連載:アウトドアレシピ
アウトドアの新メニューに加えたい、外でも作りやすく、家でもリピートしたくなる味を人気店に習います。今回は、アメリカの定番ホットサンド「グリルドチーズサンドイッチ」を。バターたっぷり、香ばしくグリルしたパンからチーズがとろける出来立てをほおばりましょう!
教えてくれたシェフ
東京・恵比寿「ハッピーアワー」守口駿介さん
鉄板グリルで香ばしく焼き付ける
バリッと香ばしいパンからとろけ出る、たっぷりのチーズ。グリルドチーズサンドは、アメリカの家庭ではおなじみの定番サンドイッチだ。バターを塗ってフライパンで焼き付けたパンに、チーズを挟んだだけ。シンプルなレシピながら、クリスピーな焼き目からはバターがジュワッと染み出し、チーズと相まって口の中いっぱいに濃厚な香りが広がる。んー、罪悪感。
「鉄板でグリルすると、トースターでは出せない、何とも言えない香ばしさが出せますね」と守口駿介さん。短時間で焼き上がるから、余計な水分も奪わず中はしっとりふわっ。
「屋外なら焼き網にのせて直火で炙ったり、バウルーで作っても間違いなしです」
「グリルドチーズサンドイッチ」材料と作り方
[材料](作りやすい分量)
パン・ド・カンパーニュ・・・1切れ
バター(有塩)・・・大さじ1
レッドチェダーチーズ・・・35g
スライスモッツァレッラチーズ・・・20g
パルミジャーノチーズ・・・10g
水・・・大さじ1~2
[作り方]
[1]パンにバターを塗る
カンパーニュは中央で2つに切る。片面にバターをたっぷり塗る。
[2] フライパンで焼く
強火のフライパンに、バターを塗った面を下にしてパンを入れる。上にチーズをのせて温める。
POINT:チーズは2~3種を合わせ、とろけ出るくらいたっぷりと挟むのが、おいしさのコツ。
[3]パンを裏返す
1~2分してパンに焼き目が付いたら、一旦チーズを外してパンを裏返す。
[4] 水を少量加える
フライパンの火は強火のまま。パンの片方にチーズを戻し、少量の水を余白に注いで蒸気を出す。
[5]蒸し焼きにする
蓋をして蒸し焼きにし、チーズを溶かす。(電子レンジで数十秒温めてもよい)。
[6] パンで挟む
もう片方のパンで挟む。チーズの溶けが悪ければ、ガスバーナーでチーズの表面を炙ってもよい。
アメリカの定番ホットサンド。サクッと焼いたパンの間からトロトロのチーズがとろける出来立てを味わいたい。
<シェフの道具>
フライパンや焼き網で焼く
バターを塗ってフライパンや直火で炙ることで、表面は香ばしくバリッと、生地の中は潤いが持続。焼き目の香りが食欲を刺激する。
◎ハッピーアワー
東京都渋谷区恵比寿2-39-4
☎03-6455-6966
11:00~21:00
無休
東京メトロ広尾駅より徒歩7分
https://maniacorporation.com
※営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。事前に店舗に確認してください。
(雑誌『料理通信』2020年11月・12月合併号掲載)
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