自宅で挑戦!プロのピッツァの味づくり「重ねレンコンと自家製サルシッチャのピザトースト」
Insta LIVE 東京・国領「ドンブラボー」× 茨城
2023.10.26
【promotion】photographs by Ayumi Okubo , Machiya Sato
2023年9月某日、郊外でありながら、遠路訪れる客が後を絶たない東京・国領のイタリア料理店「ドンブラボー」の平雅一シェフを迎え、料理教室を開催しました。
上品な香りと甘味の茨城県の銘柄豚「常陸の輝き」と、独自の収穫方法で鮮度を維持したまま消費者へ届ける「マルタマ真レンコン」。注目度の高い県内の2つの食材を使った、家庭でできるオリジナルのピザトーストを教わります。
教えてくれたシェフ
東京・国領「ドンブラボー」平雅一さん
東京・広尾「アッカ」で勤務後、渡伊。帰国後、三宿「ボッコンディヴィーノ」でシェフに。2012年に国領に「ドンブラボー」をオープン。2020年に姉妹店「クレイジーピザ」を開店し、神楽坂や虎ノ門(2023年10月オープン予定)にも展開。
レイヤードレンコン × フレッシュなサルシッチャ
2023年7月、茨城県の生産地を視察した、東京・国領のイタリアン「ドンブラボー」「クレイジーピザ」の平雅一シェフ。最近、産地視察の機会が増えたそうです。
「以前は要素を複雑に重ねるクリエイティブな料理が好きでしたが、今はシンプル&クラシックに意識が向いています。いい食材を選び、その味を引き上げる料理を目指したい」
視察後は「ドンブラボー」にて、ランチメニューとして茨城の「マルタマ真レンコン」と「常陸の輝き」を使ったピッツァの提供を開始。今回のインスタライブでは、その店のメニューを家庭用にピザトーストにアレンジしてくれました。生地以外の調理はほぼ店と同じなので、プロの技を丸ごと学べます。
プロの調理のポイントはレンコンの食感を薄切りで生かすこと、そして肉の個性に応じた熟成をかけること、の2点です。
JA新ひたち野蓮根部会の新ブランド「マルタマ真レンコン」とは、泥堀りのレンコン栽培では一般的に行われる「から刈り」(葉を刈った後に、レンコンの表皮を白くさせるために一定期間寝かせておくこと)の作業をせずに、鮮度を維持したまま出荷する、夏から初秋のレンコンのこと。
特徴的なシャキシャキの食感と香りを強調するため、スライスしてミルフィーユ状に重ねます。「薄くてもしっかり残る歯ごたえが、食感のグラデーションを作ります」
茨城県の銘柄豚「常陸の輝き」は腸詰をしないお手軽サルシッチャに。
「『常陸の輝き』は、きれいな脂と程良い旨味が特徴。あまり日を置かず、熟成をかけすぎない方がそれを活かせます」
前日に粗挽き肉にレモンやパセリを混ぜ合わせ、脱水シートに包み、水分を抜きながら冷蔵で一晩熟成させる。ライブでは脱水シートがない時の方法として、ボウルに水を張って、真空にして寝かせる方法も披露しました。熟成後は手で適度にとりわけて、フライパンで強火で焼く。「極力触らないで焼きます。ところどころ焦げを作ってメイラード香を作ります」。具はこれで完成。
好みの食パンを準備したら、いよいよ組み立てへ。平シェフの場合、フレッシュのバジルは具材の一番下に敷く。「上にのせると焦げるし香りも弱まる。下からくる熱でしっかり香らせるんです」。食パンの上に、バジル、レンコン、サルシッチャの順に重ねたら、チーズをたっぷりのせて、オーブントースターへ。
重ねレンコンの軽快な咀嚼感、サルシッチャのコクとバジルの香り、辛子マヨネーズのピリッとした和の刺激。軽快な余韻がなんとも個性的。シェフの遊び心が光るピザトーストです。フェアメニューでも飛ぶように注文が入り「レンコンをスライスする手が止められなくて(笑)」とシェフ。
ライブ動画は「料理通信」インスタグラムでも視聴が可能です。ぜひチェックしてみてください。
<茨城食材を生かすコツ>
1.食感が持ち味の「マルタマ真レンコン」は薄切りを重ねて食感のグラデーションを作る
2. きれいな味わいの豚肉「常陸の輝き」は、一晩熟成。
3.サルシッチャの具は強火で、極力触らずに焦げ目をつけるように焼く
「レンコンと自家製サルシッチャのピザトースト」の作り方
[材 料(1人分)]
<サルシッチャ(作りやすい分量)>
挽き肉(粗挽き)「常陸の輝き」・・・500g
レモンの皮(すりおろし)・・・1/2g
イタリアンパセリ(葉・茎を丸ごと刻む)・・・5g
塩・・・6g
黒コショウ(粗挽き)・・・2g
レンコン「マルタマ真レンコン」・・・適量
バジル(フレッシュ)・・・適量
ミックスチーズ・・・適量
<からしマヨネーズ>
和がらし(ペースト)・・・10g
マヨネーズ・・・50g
食パン(スライス)・・・1枚
[1]豚挽き肉とハーブを混ぜる
ボウルにサルシッチャの材料をすべて入れ、手で混ぜ合わせる。
【2】豚肉を熟成させる
1を脱水シート「ピチットシート」でぴっちり包み、ラップをして冷蔵庫で一晩おく。
POINT:余分な水分を抜いて味を凝縮させる。
POINT:ピチットシートがない場合、水を張ったボウルで真空パックする。
【3】サルシッチャを焼く
フライパンにオリーブ油をひき、2を手でピンポン玉くらいの大きさにまとめて、強火で焼く。
POINT:できるだけ触らずにところどころに焦げを作り、香ばしさと旨味をUPさせる。
【4】レイヤードレンコンを作る
スライサーでレンコンをスライスする。塩(分量外)を振り、4、5枚ずつ重ねてまとめる。
【5】組み立てる
食パンの上にバジル、レンコン、ミックスチーズ、3を順番にのせる。
【6】トースターで焼く
トースターを200℃に設定し、約4~5分焼く。
【7】からしマヨネーズをのせる
レンコンの上にからしマヨネーズを少量ずつのせる。
◎Don Bravoドンブラボー
東京都調布市国領町3-6-43
☎042-482-7378
12:00~14:00LO 18:00~22:00LO
水曜、木曜休
https://www.donbravo.net/
※営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。事前に店舗に確認してください。
▼ マルタマ真レンコン(7月~10月中旬まで販売)
◎ JA新ひたち野 営農経済部
☎ 0299-56-5802
▼豚「常陸の輝き」
◎サンゴクファーム
https://sangokufarm.com/