Spain [Madrid]
ジントニックブームで「ご当地ジン」続々登場
2017.09.19
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スペインでのジンの消費量は、2012年から5年間で33%も増加している。国内ジンブランドは200種、トニックウォーターは41種が販売されているという数字からも、ブームのほどが窺えるだろう。この潮流に乗って、国内の名産品と組み合わせたジンが登場し始めた。
世界有数のサフランの生産を誇るラマンチャ州アルバセテでは、原産地呼称認定のサフラン入りジン「カルコム・ジン」を発売。ネズの実、カルダモン、スペイン甘草などを浸し、3回蒸留して繊細な香りをジンにまとわせ、サフランの抽出液を加えている。サフランの豪華な黄金色と豊かな香りを楽しめるジンだ 。
一方ビワの名産地であるバレンシア州カジョサ・デン・サリアでは、クリアな味わいのロンドン・ドライ・ジンとビワのマッチング「ジン・ルチェイ」が登場。カルダモンやコリアンダー、アンゼリカなどの香草と熟れたビワのフルーティな香りを併せ持つ。すっかり定着したジンカルチャーに、「ご当地ジン」はまだまだ増えそうな勢いだ。
(『料理通信』2017年8月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Azafranes Manchegos .S.L.
KARKOM GIN
30.25ユーロ/700ml
www.azafranesmanchegos.com
◎ Ruchey
Gin Ruchey
24.14ユーロ/700ml
http://ruchey.es
text by Yuki Kobayashi
JOURNAL / 世界の食トレンド
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