America [New York]
チャイナタウンに新風!
2017.07.13
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ニューヨークで中華といえば、少数の高級店を除き、安くて早いが内装も衛生度もイマイチなチャイナタウンの店を指すことが一般的だった。その先入観を変えるべく、2016年11月にチャイナタウンにオープンしたのが「チャイニーズ・タキシード」。
施工業者として長年市内の飲食店開発に携わってきた中国人オーナー、ジェフ・ラム氏は、進化のないチャイナタウンに危機感を覚え、先駆的な中国料理店が多いオーストラリア出身で、飲食店経営の経験豊かなエディ・バッキンガム氏をパートナーに迎えて同店を開店。この街の中華に新風を吹かせている。
厳選した27品のメニューには、伝統料理をベースに創意を織り込んだ皿を用意。たとえば、春巻きにはシンガポール風カレー風味のチキンを詰め、麻婆豆腐の豆腐を手打ちの麺に置き換える。20世紀初頭には中国系暴力団の本拠地だったという歴史的建築を、ラム氏はグレードアップ。美しい店内は、ハレの日の外食を求めてやってくる美食家で連日満席だ。
(『料理通信』2017年6月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Chinese Texudo
5 Doyers Street, New York, NY 10013
☎ +1-646-895-9301
18:00~翌1:00
日曜休
www.chinesetuxedo.com
シンガポール風春巻き 5 ドル、麻婆老麺 23ドル
text by Akiko Katayama
JOURNAL / 世界の食トレンド
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