France[Paris]
ラデュレ初のシェフ・パティシエール誕生
2016.07.06
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パリを代表する老舗パティスリー「ラデュレ」。ピエール・エルメ氏を筆頭に実力派が代々シェフ・パティシエとして活躍してきたが、2016年1月に就任した女性シェフ、クレール・アイッツレールが大きな話題になっている。
「ベージュ アラン・デュカス 東京」や「リッツ・パリ」、「ラセール」といった名門レストランのシェフ・パティシエールとして、素晴らしいデザートを披露してきた超実力派の彼女は、フランスの食業界誌やガイドブックなどでも多々、最優秀シェフ・パティシエールなどの称号を獲得。今、フランスの菓子業界における最高のパティシエの一人だ。
女性らしい繊細で美しい表現力と、バランスのとれた風味の組み合わせがクレールの持ち味。2016年3月下旬にパリで発売になった春の魅力がたっぷり詰まった“イチゴ&ヴェルヴェンヌのルリジューズ”を皮切りに、目下新作を続々開発中だ。「ラデュレ」初のシェフ・パティシエールが老舗メゾンに吹き込む、美味でチャーミングな新風。今後の新作は全てチェックしたい。
(『料理通信』2016年6月号/「ワールドトピックス」より)
◎ LADURÉE
www.laduree.com
text by Yukino Kano
JOURNAL / 世界の食トレンド
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