France[Paris]
“エヴァンの料理”を堪能できるカフェが復活
2020.05.07
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ジャン=ポール・エヴァンといえば、フランスのショコラ&パティスリー界の巨匠だが、料理もお手のものなのをご存知だろうか? 古くからのファンなら、ブティックで販売していたピロシキやクルビヤック(サーモンパイ)、サントノレ店上階にあったサロン・ド・テの料理を覚えているだろう。
そんなサロン・ド・テを閉店してから、彼の料理や菓子を楽しめる場所がなくなりがっかりしていたファンに朗報だ。2019年秋、娘マノン・エヴァンが父の協力を得て「カフェ・パヴァーヌ」をオープンした。料理はジャン=ポールレシピの名物「ピロシキ」や「鶏肉のカレー風味」「キッシュ」「サーモンのクロック・ムッシュ」など、かつてのサロン・ド・テのメニューとほぼ同じ。菓子はブティックで人気の10種ほどに加えて、ここでしか食べられないピスタチオとショコラミルフィーユのホイップクリームのせも。
父娘の絆が生んだ「カフェ・パヴァーヌ」。ランチタイムには時々、ジャン=ポールが手伝いに来るそう。運がよければ会えるかも!
(『料理通信』2020年4月号/「ワールドトピックス」より)
◎ CAFÉ PAVANE
22 rue de Vaugirard, 75006 Paris
☎+33.(0)1.42.03.33.51
12:00~19:30(ランチ~15:00)
月曜休
ピロシキ3個(サラダ付き) 14ユーロ
text by Yukino Kano
photograph by Daniel Campbell
JOURNAL / 世界の食トレンド
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