Italy [Roma]
ローマならではの“新時代ラーメン”登場
2017.08.17
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満を持して2016年末オープンしたラーメン店「ママヤ」。レシピは2017年版ミシュランイタリアで初の一ツ星を獲得した、「ビストロ64」の能田耕太郎シェフによる監修だ。
猫舌のイタリア人がゆっくり食べてものびきらない麺は、化学調味料不使用はもちろんのこと、ローマの老舗製麺屋に材料とレシピを持ち込み、パスタ職人に特別に作らせている。豚骨スープはローマ郊外で飼育されている豚のみを使い、材料はほぼすべて地産ルートのもの。チャーシューや紅ショウガも自家製だ。
「ラーメンは日本料理のシンボルの一つ。イタリアで地域ごとにパスタ料理が存在するように、日本のラーメンも地域性の強い料理だと思う」と語るオーナーのマルゲリータさん。「イタリアンラーメンでも輸入ラーメンでもなく、ローマならではのラーメンを提供しています」。
新メニューはローマの定番食材、牛テールをチャーシューの代わりにのせた一品。新鮮な地元食材だけを使った胃にもたれないラーメンは、健康志向の今時のローマっ子にも受けている。
(『料理通信』2017年7月号/「ワールドトピックス」より)
◎ MAMA-YA
Via Ostiense 166a, 00154 Roma
☎ +39-393-812-3386
12:30~15:00、19:30~23:00
火曜、日曜昼休
http://mamayaramen.it/
ママヤラーメン 13 ユーロtext by Mika Hisatani
photograph by MAMA-YA
JOURNAL / 世界の食トレンド
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