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世界の潮流をよそに、エスプレッソ一筋を貫いてきたイタリアが、ついに重い腰を上げた。1890年創業のコーヒー会社「コスタドーロ」が、2018年5月、トリノのフラッグショップ内にコーヒーバー「ソーシャル・コーヒー」をオープン。
ビオ、フェアトレード、シングルオリジンなどの豆を選んだら、豆にあった抽出方法(サイフォンもあり!)、ミルクやスパイスとの組み合わせを決めるなど、誰もが自由にカスタマイズしたコーヒーを楽しめる。カリスマバリスタとして知られるジュリオ・パンチャーティチさん以下、特別にトレーニングを受けたバリスタたちが、イタリア初導入のModbar(マドバー)で淹れるエスプレッソは、砂糖なしで苦味と甘味が同時に味わえる驚きのおいしさ。ボトル入りアイスコーヒーの店頭販売や、フレーバーが各種揃ったカフェシェケラートも、これからの季節に嬉しい。
イタリアのバールでは、“ウン・カフェ・ペルファヴォーレ(エスプレッソを一杯)”という一言だけ覚えておけばOK、はもう古い?
(『料理通信』2018年8月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Costadoro Social Coffee
Costadoro Coffee Lab Diamante内 via Teofilo Rossi, 2 10123 Torino
☎+39-011-0371020
7:30 ~20:30、土曜8:30~21:00、日曜・祝日8:30~ 20:00
無休
エスプレッソ 1.3ユーロ
www.costadoro.ittext by Sayaka Miyamoto
JOURNAL / 世界の食トレンド
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