Italy [Torino]
イタリア版「コープ」が提案するライフスタイル
2016.05.19
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トリノの高級ブティック街にオープンした「フィオールフード」は、「コープ」が展開する最新コンセプトストアだ。「コープ」と言えば日本では「生協」だが、イタリアでは大型スーパーマーケットチェーンとして知られ、商品の質の良さ、セレクトのセンスを高く評価する消費者は多い。
とはいえスーパー。それが高級ブティック街に進出した理由は、「郊外の大型店で安売り商品を買いだめするスタイルではなく、人生を豊かにするもののひとつとして“食”をとらえてもらうための、新しい店舗モデルです」とコープ・ピエモンテ(Nova Coop)広報部。
歴史的建造物を利用した1300㎡の店内には、オリジナルブランドの高級ライン「Fior Fiore」を中心とした販売スペースの他、バール、ビストロ、エノテカ、さらにブックショップからイベントスペースまで並び、トリノ郊外のミシュラン一ツ星レストラン「ラ・クレデンツァ」も併設する。日常の食を大切に楽しくスマートに。そんな時代のメッセージが聞こえてくるようだ。
(『料理通信』2016年4月号/「ワールドトピックス」より)
◎ FIORFOOD
Galleria San Federico, 26 10121 Torino
☎ +39-011-511-771
9:00~21:00
無休text & photograph by Sayaka Miyamoto
JOURNAL / 世界の食トレンド
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