America[New York]
クラウス・マイヤー氏のフードホール
2016.12.15
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デンマークの「ノーマ」の共同創始者として知られるクラウス・マイヤー氏は、現在ニューヨークに拠点を移し、レストランや調理師学校設立などの活動を通じて、健康にも環境にも優しい食生活を精力的に提案している。その氏が2016年6月、北 欧料理をベースにした5つの軽食店を集めた施設「グレート・ノーザン・フードホール」を開き、話題を呼んでいる。
毎日70万人が行き来するグランドセントラル駅内にある、140坪の同ホールにあるのは、ベーカリー「マイヤーズ・バゲリ」、コーヒー専門店「ブラウンズビル・ロースターズ」、スムージーとサラダのショップ「アルマナック」、サンドイッチ専門店「オープン・ライ」、自家製穀類を使ったお粥の店「グレイン・バー」。
オープンサンドイッチをはじめ、北欧のスタイルを生かした品々が目を引くが、各店の軸はニューヨーク近郊産の食材だ。「北欧料理の基本は北欧素材ではなく、旬の地元産素材を軸にした地産地消の理念。その重要さをこのホールを通じて伝えたい」とマイヤー氏は語る。
『料理通信』2016年11月号/「ワールドトピックス」より)
◎ GREAT NORTHERN FOOD HALL
Grand Central Terminal 89 E 42nd Street New York, NY10017
☎ +1-(646) 568-4020(内線x3)
7:00~20:00(土、日曜8:00~19:00)
http://greatnorthernfood.com
text by Akiko Katayama
JOURNAL / 世界の食トレンド
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