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今、キューバ風サンドイッチ「Cubano(クバノ)」への関心が全米で高まりつつある。2014年(日本では15年)公開の映画「シェフ」で紹介されたことと、昨年、54年ぶりに国交回復して活気付く米国キューバ間の外交関係が貢献し、「新エスニック料理=キューバ」という巷の認知度増加が背景にある。
一見パニーニ似のクバノは、軽いクラストに柔らかめのクラムが特徴のキューバン・ブレッドにイエローマスタードを塗り、豚のハムと豚のロースト、チーズを挟んでホットプレスを使って作るのが基本形だ。
キューバ移民人口が全米一のフロリダ州は、クバノのメッカ。マイアミで地元住民に愛される店「Tinta y Café (ティンタ・イ・カフェ)」は、食感の良いバゲットのようなパンと、ユニークな具のコンビネーションが人気の秘密だ。ローストチキン、プロシュート、スペイン産のピリ辛サラミ“カンティンパロ”、飴色タマネギにマンチェゴチーズ、自家製香菜マヨネーズをサンドしたものがおすすめだ($10.25、 ミニ $8.50 )。
(『料理通信』2016年7月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Tinta y Café
268 SW 8th St., Miami, FL 33130
☎ +1-305-285-0101
7:30 ~19:30 (土曜は9:00~18:00 )
日曜休
tintaycafe.com
text by Kuniko Yasutake photograph by Viroopa V.
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