America [New York]
和の風味をふんだんに織り込んだ本格カクテル
2018.12.20
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和食人気が高まる米国で、その関心はすし、ラーメンを超えて多岐のジャンルに広がっている。そんな中、2018年7月にオープンしたのが、和の風味をテーマにした本格カクテルバー「カタナ・キトゥン」。“日本刀”と“子猫”を組み合わせた遊び心のある店名は、伝統的なレシピを基に完成度を追求する日本の美学と、創造性を重視した米国のカクテル文化を融合させた同店のテーマを象徴する。
オーナーはバーテンダーの世界大会「ザ・シーバスマスターズ」2014年にアメリカ代表として出場し、グローバル・マスター賞を受けた漆戸正浩氏。
和の風味をふんだんに織り込んだメニューには、ウォッカ、ジン、シェリー、純米大吟醸をバランスよく合わせて檜のエッセンスを加えた「ヒノキ・マティーニ」(18ドル)や、ジン、にごり酒、カルピス、山椒、発泡ワインで作る「カルピコスウィズル」(15ドル)など個性的な15品を用意。よくある“サケティーニ”を超えた多彩な和の風味が、早速和食通のニューヨーカーの話題を集めている。
(『料理通信』2018年11月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Katana Kitten
531 Hudson Street, New York, NY 10014
☎+1-212- 243-3000
16:00~翌2:00
無休
www.katanakitten.com
text by Akiko Katayama
JOURNAL / 世界の食トレンド
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