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米国で食品添加物として注目度急上昇中のカンナビジオール(CBD)は、抗炎症や鎮痛・リラックス効果が期待される物質だ。原料は栽培から使用まで州ごとに法規制が異なる大麻(マリファナ)や産業用大麻(ヘンプ)が一般的。だが、これらアサ科の植物は向精神性物質(THC)を含むことも事実である。
一方、2018年発売の「グルーンCBDチョコレートバー」は、常緑樹の樹皮に育つ苔とレモンピール由来のCBDを配合した米国初の製菓。アサ科植物不使用のため、THC混入の心配がなく、本拠地オレゴン州外でも購入と消費が可能な点が画期的だ。 人気のチョコレートバーに加え、デザートソースやシロップもあり、厳しい品質管理下で手作りされている。
小売の他、国内の飲食店から卸売り注文も増加傾向。地元で開店した直営カフェは、各商品のテイスティングや、ホイップクリームとショートブレッドを添えたホットチョコレート等の飲み物、チョコクロワッサンを提供している。ペット用食品開発や海外進出を目下計画中だ。
(『料理通信』2019年2月号/「ワールドトピックス」より)
◎ grönCBD
grönCBD Chocolate Bar(CBD 100mg入り)
Magical Milk(カカオ38%)、
Deepest Darkest(カカオ72%) 各20ドル
https://groncbd.com/cbd-shop
text by Kuniko Yasutake
photograph by grönCBD
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