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最新バイオテクノロジーを用いた液卵代替食品「ジャスト・エッグ」は、100%プラントベース(植物由来)。主原料は緑豆やターメリックだ。
“まさに正しい卵”というメッセージが込められた本商品、販売から2年足らずで鶏卵125万ダース分を売り上げた。開発製造販売のジャスト社CEOジョシュ・テトリック氏曰く、「あえて“ヴィーガン用”と謳わない理由は、主義にとらわれず多様な消費者に商品を知ってもらうため」。コレステロールや人工添加物、遺伝子組み換え植物を含まず、低脂肪だがタンパク質量は鶏卵と同等。さらに鶏卵生産過程に比べ、大気汚染と水使用量を軽減できるので環境保全効果もある。
加熱すると粘性が増し、弾力はあるが歯切れの良い“卵然”とした塊に変化するので、スクランブルエッグ、キッシュ、フレンチトースト、プリン等の調理に活用可能。だが、軽い口当たりのスポンジケーキ作りには適さない。
小売や外食産業向けに米国、中国、香港、シンガポールで販売されており、日本市場に登場する日も間近かもしれない。
(『料理通信』2020年1月号/「ワールドトピックス」より)
◎ JUST Egg
店頭小売価格7.99ドル/355ml(鶏卵大7~8個分)
www.ju.st
text by Kuniko Yasutake
photograph by JUST Inc.
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