HOME 〉

JOURNAL / 世界の食トレンド

America[Rhode Island]

コロナ禍で発想の転換! 野球場がレストラン

2020.11.02

  • 新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けている外食産業に、前代未聞のルーキーが現れた。東海岸にある、今季開催中止となったマイナーリーグの野外球場が、週末限定の屋外レストランとして生まれ変わったのだ。

    店名「ダイニング・オン・ザ・ダイアモンド」の通り、普段なら立ち入り禁止のエリアで食事ができる非日常感が魅力だ。“州内の休業要請緩和は屋外の飲食店から”という発表に着想を得て、わずか5週間の準備期間の後、6月5日にオープン。

    当初は内野に20テーブルを設置したが、あまりの盛況さに数を33に増やし、スペースも外野に移した。野球観戦でお馴染みのファストフードから地元名物ロブスター料理まで13品が並ぶメニューをウェブで公開し、予約時に注文と支払いを済ませるシステムだ。

    現在予約待ちが3000組という“柵越え”の人気がニュースになると、なんと国内25球団がこのアイデアを採用して外食産業に参入。メジャーリーグでも応用可能では?との声もあり、今年期待が高まる新ビジネスとなっている。

    (『料理通信』2020年11・12月合併号/「ワールドトピックス」より)

    ◎ Dining on the Diamond
    McCoy Stadium, Pawtucket, RI
    入れ替え制(18:00/19:30) 金・土・日のみ営業 ロブスターロール 20ドル
    www.milb.com/pawtucket/ballpark/mccoy-dining

料理通信メールマガジン(無料)に登録しませんか?

食のプロや愛好家が求める国内外の食の世界の動き、プロの名作レシピ、スペシャルなイベント情報などをお届けします。