Australia [Sydney]
“ お茶の世界”に魅了される若者、急増中
2019.02.14
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健康志向の強い20代、30代の間で、お茶のカクテルが“インスタ映え”すると大人気。夏の始まりを祝うように、意表を突いた味わいのティーカクテルが続々と発表されている。
シドニー湾の絶景を求めて会社帰りの若者が集うバー「アシエンダ」では、ラムをマンゴーやライムジュース、紅茶と合わせた「スウィーテスト・シング」(写真)が人気。紅茶は味が強くないので、他の素材と合わせやすいそうだ。市内西部の隠れ家的バー「ジン・レーン」では、玉芽茶(緑茶の一種)をジンとレモンピールと共に混ぜ、ティーシロップとアニスの香りが強いビターズ(苦味酒)を加えてシェイクした「ガンパウダープロット」を提供。「ジンのボタニカルな香りとお茶がよく合う。アールグレイや抹茶も合わせやすい」と、カクテルクリエイターのグラント・コリンズさんは語る。
馴染みのあるコーヒーよりも、未知のお茶の世界に魅了される若者たち。「ティーカクテル」は、味わってみないとわからないというワクワク感が、感性を刺激するようだ。
(『料理通信』2019年1月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Hacienda
スウィーテスト・シング 21豪州ドル
https://haciendasydney.com.au
◎ Gin Lane
ガンパウダープロット 20豪州ドル
https://ginlanesydney.com.autext by Akiko Mori Ganivet
JOURNAL / 世界の食トレンド
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