オージーの若者は飲み会よりフローズン・ヨーグルト!自分だけのカスタマイズが人気
Australia [Sydney]
2025.02.13
![オージーの若者は飲み会よりフローズン・ヨーグルト!自分だけのカスタマイズが人気](https://r-tsushin.com/wp-content/uploads/2025/02/australia_2025_2_01.jpg)
text by Akiko Ganivet / photo by Yo-Chi
常時5種類はあるフローズン・ヨーグルトをセルフサーブした後、フレッシュフルーツなどのトッピングを好きなだけ選ぶ。小さな餅やチョコレートクランブル、ドラゴンフルーツやマンゴー、ラズベリーのピュレなどが人気。計り売りで4豪州ドル/100g。持ち帰ってピクニックも楽しい。
12年前、豪州南部ビクトリア州にひっそりオープンしたフローズン・ヨーグルト店「ヨーチー(Yo-Chi)」。セルフサーブで量り売りの新コンセプトだったが、フローズン・ヨーグルト自体に珍しさはなく、爆発的に流行ることはなかった。だが、2021年にシドニー店をオープンして以来、急拡大。いまやオーストラリア国内に40店舗展開し、2024年末にはシドニーの新観光地バランガルーで165席のフラッグシップ店開店に至る。
![シドニーの新観光地バランガルーに2024年12月にオープンしたフラッグシップ店。100㎡前後の平均的な店舗の4倍はあるハーバーサイドにある店だ。](https://r-tsushin.com/wp-content/uploads/2025/02/australia_2025_2_02.jpg)
毎日行列を作るハーバーサイド店の敷地は他の店舗の4倍で、インテリア重視。セルフサーブマシンは12台も設置してある。客はバニラやバタースコッチなど好みのフローズン・ヨーグルトをカップに入れ、20種類以上のトッピングをセレクトした後、重さを量って支払いを済ませる。
100グラム4豪州ドルなので、1カップあたり15豪ドル前後支払うのが平均的だ。この値段は一般的なバーで飲むビールよりやや高め、カクテルより安い。アルコール離れが進む健康志向の若者の間で、「手軽に食べられて雰囲気も楽しめる」のが人気の理由だ。鮮度にこだわり、クリーミーかつさっぱりしたヨーグルトと、マンゴーやドラゴンフルーツなどシーズナルなフルーツも豊富だ。
もちろん、インスタ映えすることも行列ができる重要ポイントだ。若者の間で話題の抹茶味のフローズン・ヨーグルトを導入して以来、12月はクリスマスツリーをあしらったデコレーションをインスタグラムでよく見かけた。ヨーチーのこだわりフローズン・ヨーグルトのイチゴ味を再現した歯磨き粉やロゴ入り靴下など、若者が好むコラボ商品やトレンドに敏感なZ世代の心を引くインスタキャンペーンも展開している。
![抹茶味のヨーグルトが若者の間で大人気。クリスマスツリーに見立てたトッピングがインスタ映えする。](https://r-tsushin.com/wp-content/uploads/2025/02/australia_2025_2_03.jpg)
![ロゴ入りの靴下(19豪州ドル)はネットですぐ売り切れに。](https://r-tsushin.com/wp-content/uploads/2025/02/australia_2025_2_04.jpg)
◎Yo-Chi Barangaroo
shop 10/23 Barangaroo Avenue, Barangaroo NSW2000
10:00~23:00
土曜、日曜休
https://yochi.com.au/
*1豪州ドル=95円(2025年2月時点)
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