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カロリーや脂肪分の摂り過ぎや、運動不足による現代病への警告が鳴り響く現在、自然食への関心が高まっている。以前は、自然食=まずい、ダサいというイメージがあったベルギーだが、そのイメージを払拭する料理を出す店が増えている。
自然食品店のパイオニア「タン」は、健康によく、胃に軽く、かつおいしい料理を出すレストランを併設。今まで自然食に見向きもしなかったグルメ達を虜にし、連日満席だ。食材は生~半生が基本、肉や魚は100℃以下の低温で調理する。メニューは、ヴィーガンと一般食の2種類あり、全てグルテンフリー。ある日のメニューは、40℃で24時間乾燥させた鴨肉と野菜の新芽、生のシャンピニオン、乾燥ブルーベリー、ドレッシング添え。ほかにも、ナッツ類のクリームでコクを出し、麦芽化させた消化によい麦のパンなど、食欲増進の工夫が溢れる。
定期的に開催される料理教室では、食材の栄養価、食べる意味などもグローバルに指導。ヴィーガンだけにとどまらず、健康志向の人々にも人気を呼んでいる。
(『料理通信』2015年9月号/「ワールドトピックス」より)
◎ TAN
Rue de l’Aqueduc, 95 1050 Bruxelles Belgium
※Antwerpenに支店あり
http://tanclub.org/
text & photograph by Maki Miyazaki
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