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韓国料理にはビビンバなど複数の食材を一つの器に入れ、混ぜて食べるものが多い。韓国生まれの二ツ星「レール・デュ・トン」のオーナーシェフ、サン=ホン・ドジャンブルは、このスタイルにヒントを得てフレンチ「サン」をオープン。ボウルに盛られた料理を、スプーン1本で混ぜながら食べる気取らないスタイルがヒットして、2016年10月、2号店をサブロン地区に出した。
両店の総指揮を執るのは、前述の二ツ星でスーシェフを務めた藤井利郎氏。「器の中は、異なる食材と色で構成された小さな世界。視覚で人々を惹きつけ、スプーンですくって食べるたびに異なる味や香り、食感がもたらされ、食べ手は“ 味の散策”に満足するのです」。
たとえば「アンコウとウコンソース」は、魚をソースと食べた時、チョリソのチップスやエンドウ豆と混ぜた時、すべてを混ぜて食べた時では、料理の印象がまったく違うのだ。独創的な発想と家庭的な雰囲気を備えた上質なフレンチ。月ごとに変わる料理にも熱い視線が注がれている。
(『料理通信』2017年9月号/「ワールドトピックス」より)
◎ SAN Sablon
Rue Joseph Stevens, 12 1000 Bruxelles
12:00~14:00、19:00~22:00
日曜、月曜休
コース 28ユーロ(昼のみ)、55ユーロ
www.sansablon.be
text & photograph by Maki Miyazaki
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