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JOURNAL / 世界の食トレンド

France[Paris]

パリの和食店は今、“居酒屋スタイル”へ

2018.02.08

  • ここ数年、高級すしから鉄板焼きに割烹、うどん、おでん、おにぎりまで、実に多くの和食店がオープンしては、いずれも盛況なパリ。多くは日本人オーナーシェフによるものだが、フランス人が手がける人気店も登場している。

    2017年9月に誕生した「ザ・コッド・ハウス」はその好例だ。仕掛けたのは、「オリエント・エクストレーム」など、ラグジュアリーな雰囲気の和食店を手がけるブラック・コード・グループ。近年とりわけ注目が高くなりつつある居酒屋にフォーカスし、タパススタイルの和食とカクテルをカジュアルに楽しめるコンセプトだ。「タラの西京漬」や「ナスの味噌焼き」などをつつきながら、日本酒はもちろん、日本酒、抹茶、ゆずなどを使ったカクテルも種類豊富。

    昼から深夜までノンストップ営業で、カフェ感覚で小腹が空いた時に軽くつまめ、カウンターで一人さくっと食べることもできる。居酒屋という和食文化の魅力を、カジュアル&スタイリッシュな空間で楽しめる、日本人にとっても興味深い1軒だ。

    (『料理通信』2018年1月号/「ワールドトピックス」より)

    ◎ The Cod House
    1 rue de Conde 75006 Paris
    ☎ +33. (0)1.42.49.35.59
    12:00~翌2:00
    無休
    タラの西京漬 23 ユーロ

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