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チョコレートの“マニュファクチュール(工房)”が大評判のアラン・デュカスが、今度はコーヒーの専門店を誕生させた。 2019年2月にオープンした「ル・カフェ・アラン・デュカス」では、イエメン、パナマ、レユニオン島など6つの地域の厳選したコーヒー豆を輸入。フランスのロースターチャンピオンに2度輝いた焙煎士ヴェダ・ヴィラスワミが、焙煎温度と時間を産地ごとに精密にコントロールし、少量ずつ焙煎する。
ブティック併設のコーヒーカウンターでは、豆ごとに抽出時間などを微調整するフィルターコーヒーやエスプレッソの他、水出しコーヒーに圧力をかけて泡立てたアイスコーヒー、ノルマンディ産生乳を使ったカプチーノなど、約10種のコーヒーを味わえる。
ガラス器を使っておりコーヒーの色を楽しめるだけでなく、スプーンは細く穴が開いたデザインでミルクなどの泡を壊さない仕立て。食のあらゆる分野でエクセレンス(卓越性)を追求し続けるデュカスのエスプリを満喫できる、極上カフェワールドだ。
(『料理通信』2019年7月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Le Café Alain Ducasse
12 rue Saint Sabin 75011 Paris
☎+33.(0)1.40.02.76.90
8:30~19:00(土曜9:00~19:30、日曜9:00~18:00)
月曜休
フィルターコーヒー 3.5ユーロ~
www.lecafe-alainducasse.com
text by Yukino Kano
photograph by Pierre Monetta
JOURNAL / 世界の食トレンド
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