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JOURNAL / 世界の食トレンド

France [Paris]

“味よし、健康によし、地球にもよし” アラン・デュカスの食革命!

2022.07.11

text by Yukino Kano / photographs by Pierre Lucet(food), Burgal(exterior)

この1年あまりで、野菜が主役のカジュアルレストラン、ルイ14世時代の豪奢な食卓を再現したラグジュアリーレストランなど、食の新たな魅力の発信によりいっそう精力的なアラン・デュカス。2022年4月には、パリにバーガースタンド「ビューガル(Burgal)」をオープンした。

バーガーといっても、そこは巨匠。“味、健康、地球によい”をテーマに、100%植物性を実現した。ふんわりバンズはヴィーガン。パテは、ズッキーニ、ニンジン、レンズ豆、キヌアなどの野菜ガレット。とろとろに焼いたナスとピクルス、スパイシー・ヴィーガンマヨネーズなどのソースが味付けだ。

他にも、ジャガイモのフリットの代わりにはヘルシーな野菜やヒヨコ豆のチップス。ドリンクのコーラやリンゴジュースはもちろんビオで、デザートのムース・オ・ショコラも同様。あくまでおいしさを追求した上で、野菜を主役にしたヘルシー食材で健康に配慮する。コショウ以外の食材は全てフランス産で、環境への配慮も忘れない。

場所はフランス革命の舞台となったバスティーユ広場の一隅。デュカスによる新たな食革命にぴったりなロケーションではないか。

(写真トップ)ブリオッシュ風バンズに野菜のおいしさをたっぷり挟んだバーガー(7.5ユーロ、チップス、ドリンクとセットで12.5ユーロ)。



◎Burgal
12 place de la Bastille 75011 Paris
11:30~15:00、18:00~21:30(土曜、日曜11:30~21:30)
月曜休
https://burgal.fr/

*1ユーロ=143円(2022年6月時点)

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