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JOURNAL / 世界の食トレンド

朝、昼、晩、いつでもヘルシーに。ティエリー・マルクス監修のホテルダイニング&カフェ

France [Paris]

2024.11.25

朝、昼、晩、いつでもヘルシーに。ティエリー・マルクス監修のホテルダイニング&カフェ

text by Yukino Kano
(写真)コールラビをたっぷりのせた牛タルタル、グリーンサラダ付き(29ユーロ)。

パリ中心地にある、スタイリッシュなラグジュアリーホテル「メゾン・デラノ・パリ」では、2024年夏から食部門をティエリー・マルクスが監修している。同ホテルに、10月「デラノ・カフェ・バイ・ティエリー・マルクス(Delano Café by Thierry Marx)」がオープンした。

テーマは、環境にやさしい食材を厳選した、シンプルでバランスよく、かつおいしさをたっぷり感じられる風味豊かなフランス料理。例えば、牛タルタルには、コールラビを添えてさっぱりさせると同時に、トリュフが香るソースを添えて芳しさを加味。カニのカネロニ、イカ墨リゾーニ(米粒状のパスタ)に新鮮な野菜を添えるなど、地中海の香りを感じる料理も多い。トリュフが香るアーティチョークのリゾット、キュルキュマ(ターメリック)風味のキヌアとオリーブ、ドライアプリコットのサラダなど、ベジタリアン対応料理もラインナップ。デザートは、ムース・オ・ショコラや、パッションフルーツでアクセントをつけたイルフロッタントなど、フランスらしい定番が並ぶ。

じっくり煮込んで旨みを引き出した牛肩肉。バターナッツのピュレを添えて(36ユーロ)。
(写真)じっくり煮込んで旨みを引き出した牛肩肉。バターナッツのピュレを添えて(36ユーロ)。

健康的な料理は、ティエリーの長年来のテーマでもある。彼がこれまで培ってきたヘルシーかつ個性的な料理スタイルを小気味よく活かしたレシピが並び、旅行者にはフランス料理の魅力を、パリジャンにはフランス料理のちょっと違った一面を楽しんでもらえるレストランだ。

フランスを代表する料理人、ティエリー・マルクス。
(写真)フランスを代表する料理人、ティエリー・マルクス。

Delano Café by Thierry Marx
4 rue d’Anjou 75008 Paris
朝食7:30〜10:30、昼12:30〜14:30、夜19:00〜23:00
無休
https://maisondelanoparis.com/en/dine/

*1ユーロ=165円(2024年11月時点)

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