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JOURNAL / 世界の食トレンド

デザート系から食事系まで。粉の風味と上質な素材を吟味したタルト専門店

France[Paris]

2024.07.22

デザート系から食事系まで。粉の風味と上質な素材を吟味したタルト専門店

text by Yukino Kano / photographs by The Travel Buds
(写真)塩系7.5ユーロ〜、デザート系5.5ユーロ〜。ホールは、塩系29ユーロ〜、デザート系27ユーロ〜。上質食材を使いながら手頃な値段も魅力。

フランス人の大好物、タルト。ブーランジュリーやパティスリーはもちろん、惣菜店やサンドイッチ店など、あらゆるところで見かける。家族で分け合って食べることも多く、子供の頃の懐かしい思い出にも繋がるソウルフードだ。そんな国民食タルトの専門店「タート(Taartt)」が、2024年5月、15区の住宅街にオープンした。石臼挽きの半全粒小麦粉やそば粉、ライ麦粉と上質なバターをベースに生地を作り、食事系・デザート系各4~5種類を用意する。

例えば食事系は、燻製ベーコンと熟成コンテを使う「キッシュロレーヌ」や、セルフィーユ・エストラゴン・アネットなどハーブをたっぷり混ぜたクリームに、抹茶と唐辛子の香りをしのばせたタルトなど。デザート系は、ヨーグルトチーズケーキにルバーブのピュレとコンフィを重ねたり、フイユタージュ生地をカラメルで覆い、クレームシャンティイとフレッシュなイチゴをたっぷり盛り付けるなど、厳選食材を使用し、季節に合わせてラインアップは変わる。

イートインもよし、テイクアウトするのもよし。予約をすればタルト生地も買えるので、手作りタルトに挑戦して、家族や友人に振る舞うのも楽しそうだ。


アーモンドサブレ生地やフイユタージュ生地を使ったものなど、見た目も味も魅力的なタルト。
(写真)アーモンドサブレ生地やフイユタージュ生地を使ったものなど、見た目も味も魅力的なタルト。


◎Taartt
47 avenue Félix Faure 75015 Paris
11:00〜19:15
日曜休
https://www.taartt.fr/

*1ユーロ=170円(2024年6月時点)

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