Germany[Berlin]
“リサイクル食材”で作る清涼飲料が人気!
2016.09.08
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コーヒーの生豆を包む、真っ赤な果肉「コーヒーチェリー(コーヒーの実)」。可食部分が少なく食用には向かないと、収穫時に廃棄されていたこのフルーツを使った清涼飲料「セロソーダ」が新登場し、注目を集めている。
パナマのオーガニック農園で栽培されたコーヒーチェリーを12日間かけて乾燥させ煮出したものに、レモンと炭酸水を加えて味を調える。250mlでカフェインの量はエスプレッソ約2杯分。加糖していないため、口当たりは軽く爽やかな苦味が際立つ。
そのまま飲んでもおいしいが、カクテルのベースとしても好評だ。例えば、グラスにベルモットを40mlとセロソーダを注ぎ、レモンツイストを添えれば、爽やかな夏向きのカクテルに。
開発者であるラウラ氏のおすすめは、ソーダにザクロの実をたっぷり加えてレモンを搾ったノンアルコールのカクテル。
味はもちろん、近年「食品ロス」問題が大きく取り沙汰されているドイツでは、廃棄されてしまう栄養たっぷりの食材を救うプロジェクトとしても好評を博している。
(『料理通信』2016年8月号/「ワールドトピックス」より)
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www.selosoda.com
text by Hideko Kawachi
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