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ベルリンに、なんと100%植物性の“肉”を販売する「ベジタリアンの肉屋」がオープンした。2017年年明けには直営レストランの開店も予定され、大きな話題を呼んでいる。
そもそも「ベジタリアンの肉屋」の発祥はオランダ。1998年、九代続く養豚農家ヤープ・コルテヴェックが、豚インフルエンザの流行で飼っていた豚全頭を処分せざるを得なかったことから始まった。その後、コルテヴェックは“植物ベースの肉”の研究開発をスタート。大豆プロテインをベースに、人工的な調味料や香料を使わず、肉に似た食感や味わいの再現に成功した。
中でも鶏肉は、誰もが口にした瞬間に驚くジューシーさで、クリスピーな皮を持ち、圧巻の食べ応え。レストランではそれらの食材を使い、ドイツの郷土料理とカジュアルなストリートフードを提供予定だ。あえて肉好きな料理人をスタッフに選び「ベジタリアンではない人こそ虜にしたい」と熱く意気込む。いまや人口の1割近くがベジタリアンというドイツ、繁盛は間違いなさそうだ。
(『料理通信』2017年2月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Der Vegetarische Metzger
Bergmann Strasse 1, 10961 Berlin
☎ +49-30-94800260
11:30~21:00
無休
http://der-vegetarische-metzger.de/en/homepage/
Text & photograph by Hideko Kawachi
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