China [Hong Kong]
注目を集める日中シェフのコラボレーションディナー
2017.01.12
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1984年の開店時より広東をリードする名店「ヤン・トー・ヒーン」。現在シェフを務める劉耀輝(ラウインファイ)氏と、「Wakiya一笑美茶樓(東京)」など計4店のオーナーシェフである脇屋友詞氏が、2016年9月、1週間に渡りコラボレーションディナーを開催した。
「NOBU」松久信幸氏からの紹介で出会った2人が2010年にスタートし、東京と交互で開催しながら5回目を迎えたこのディナー。新しい試みを期待する香港人にとって、日本人シェフとの共同イベントは、大きな話題となっている。8皿コースは、2人が前菜から交互に担当。
今回は、「陳皮と紅棗で蒸したガルーパ」など広東の伝統料理を提案した劉氏と、「干し貝柱〆帆立の香り揚げ」など、鮑や和牛、昆布や海苔など日本産食材を使用した脇屋氏。
回を重ねる毎に、互いの料理観への理解を重ねる2人の調和が好評だ。「全体を通して素材や味の変化が楽しめるようメニューを組みます」と、脇屋氏。劉氏も、「スタイルの違うシェフとの調和は大きな挑戦。一層エキサイトします」と語る。次回は、2017年に東京で開催予定だ。
(『料理通信』2016年12月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Yan Toh Heen
InterContinental Hong Kong Lower Level, 18 Salisbury Road,
Kowloon,Hong Kong
☎ +852-2313-2323
12:00~ 14:30(日祝11:30~15:00) 、
18:00~23:00 無休
https://hongkong-ic.intercontinental.comtext by Rie Suzuki
JOURNAL / 世界の食トレンド
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