Italy [Milano]
食の科学大学プロデュースのミラノ新名所
2015.09.04
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食をテーマとした万博で盛り上がるミラノに新たなガストロノミースポットが誕生した。大聖堂のすぐ脇、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリアの一角に地上4階分を贅沢に使った「メルカート・デル・ドゥオモ」だ。
駅構内や高速道路のサービスエリアを中心に展開するイタリア最大のフード&ビバレッジ企業「アウトグリル社」が、スローフード協会創設者カルロ・ペトリーニが発起人となった「食の科学大学」とパートナーシップを結んで開業。イタリア各地の伝統的、あるいは革新的な食材を集め、購入はもちろん、カフェやレストランでも各食材を使った料理を味わえるのが魅力的である。
なかでも、アブルッツォの三ツ星レストランのシェフ、ニコ・ロミート氏によるレストラン「スパツィオ・ミラノ」は、手頃な価格帯で上質な食事ができるネオビストロ・スタイルで、ミラノのレストランシーンに新たな一石を投じている。メルカート・デル・ドゥオモは2014年登場の「ミラノ・イータリー」と双璧をなす、食の都ミラノの顔となるだろう。
(『料理通信』2015年9月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Mercato del Duomo
Galleria Vittorio Emanuele
メルカート(2F)9:00~22:00 無休
※レストランの詳細はHP参照
www.ilmercatodelduomo.it
text & photograph by Manami Ikeda
JOURNAL / 世界の食トレンド
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