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伊ガストロノミー団体「WITALY」が2006年から開催している30歳以下の料理人コンテスト「COOKING FOR ART」が年々盛り上がりをみせている。
16年7月にローマとミラノで行なわれた予選では、全国から40名のシェフがエントリー。ジャーナリストや著名シェフからなる審査団により、北部、中部、南部の3地域から5名のファイナリストが選抜された。覇者達は、有名店の3番手クラスの料理人が多く、海外でもキャリアを積んでいる実力派。将来のイタリアガストロノミー界を担う新人たちだ。
出品料理は、郷土料理や家庭料理をアレンジしたクリエイティビティに満ち溢れた作品が多かった。中でも最も熱い視線を注がれたのが、唯一の女性であり、最年少参加者であるプーリア州出身の20歳、イザベッラ・ポーティ。「発酵したチェリーとビーツと赤い果実のスープ」「コーヒーのセミフレッド、パルミジャーノとオリーブオイルのクランブレ」で10月にローマで行なわれるグランプリ決定戦に駒を進めた。白熱する料理対決に期待が高まる。
(『料理通信』2016年10月号/「ワールドトピックス」より)
◎ COOKING FOR ART
www.witaly.it/ittext by Mika Hisatani
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