-
2016年秋にオープンした「エッセンツィアーレ」は、3皿35ユーロ、5皿55ユーロといった手頃な価格で、シンプルかつガストロノミックな料理が味わえることでじわじわと人気を呼んでいる。
シェフのシモーネ・チプリアーニは16歳で料理の道に進み、スペインをはじめ世界各地で最先端の技術を学んだ。フィレンツェの別の店で5年間シェフを務めた後、初めて自らが経営者の側に立って目指したのは、イタリアの昔ながらのオステ(料理屋の主人)。つまり、客席に交わりながら料理もサービスもするというスタイルだ。
かつてトラックの配送所だった店のフロアは、地面と荷台の高さに合わせた二段構えで、厨房は客席よりも高い位置にある。そこで厨房前にカウンターを設け、シモーネたちキッチンスタッフはそのカウンターで客席を見渡しながら料理を仕上げ、自分たちで料理を運ぶ。作り手と食べ手がダイレクトにつながることこそ、料理屋で食べることの本質的(エッセンシャル)な魅力。店名にはそんな想いが込められている。
(『料理通信』2017年10月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Essenziale
Piazza di Cestello, 3r 50124 Firenze
☎ +39-055-2476956
19:00~22:00
月曜休
http://essenziale.metext & photograph by Manami Ikeda
JOURNAL / 世界の食トレンド
-
England [London]
自家製フレーバー胡椒でひと工夫 美食家を魅了する高級焼き鳥店
May 23, 2022

-
France [Paris]
食もインテリアも自然回帰。社会との共存を意識した新ホテル誕生
May 23, 2022

-
Norway [Oslo]
魚をもっと生活に。ノルウェー人を驚かせた“サーモンのミンチ”
May 19, 2022

-
Italy [Roma]
伊グルメ専門出版社ガンベロロッソが手掛ける社会支援プロジェクト
May 19, 2022

-
Peru [Lima]
ペルー気鋭の若手シェフが腕を振るう“おばあちゃんの店”
May 16, 2022

-
Spain [Madrid]
EU圏内最大のフカヒレ輸出国スペインが取り組む、サステナブルなサメ漁
May 16, 2022

-
America [New York]
“昭和のジャズ喫茶”をヒントに生まれた話題のリスニングバー
May 12, 2022

-
America [Oakland]
コロナ禍を味方に シリコンバレー出身者のアジア・フレンチベーカリー
Apr 21, 2022

JOURNAL / 世界の食トレンド
-
England [London]
自家製フレーバー胡椒でひと工夫 美食家を魅了する高級焼き鳥店
May 23, 2022

-
France [Paris]
食もインテリアも自然回帰。社会との共存を意識した新ホテル誕生
May 23, 2022

-
Norway [Oslo]
魚をもっと生活に。ノルウェー人を驚かせた“サーモンのミンチ”
May 19, 2022

-
Italy [Roma]
伊グルメ専門出版社ガンベロロッソが手掛ける社会支援プロジェクト
May 19, 2022

-
Peru [Lima]
ペルー気鋭の若手シェフが腕を振るう“おばあちゃんの店”
May 16, 2022

-
Spain [Madrid]
EU圏内最大のフカヒレ輸出国スペインが取り組む、サステナブルなサメ漁
May 16, 2022

-
America [New York]
“昭和のジャズ喫茶”をヒントに生まれた話題のリスニングバー
May 12, 2022

-
America [Oakland]
コロナ禍を味方に シリコンバレー出身者のアジア・フレンチベーカリー
Apr 21, 2022
