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JOURNAL / 世界の食トレンド

Italy [Torino]

市場の一角に誕生した食文化の交流地点

2017.06.15

  • ヨーロッパ最大と言われる青空市場ポルタパラッツォは、トリノ庶民の台所であると同時に、南イタリアやアフリカ各地からの移民が食材を売り、買う、食文化のミックスゾーンだ。その一角にオープンした「ハファ・ストーリエ」。

    モロッコ風インテリアが素敵な雑貨&カフェ&レストランだが、最大の特徴はピエモンテ料理とモロッコ料理が同時に味わえること。イタリア人若手シェフのクリスティアン・ミローネは、トリノ郊外のレストラン「ザッパトーリ」で2017年版ミシュランガイドの一ツ星を獲得したばかり。その彼がモロッコ人のシェフと2人で厨房を預かり、それぞれの郷土料理を展開する。

    ミローネ自慢「ヴィテッロ・トンナート」(€13)を前菜に、ライトでスパイシーな「7種類の野菜のクスクス」(€ 11 )をメインに、なんていう楽しみ方も。ハーフポーションもあるから、いろいろ挑戦できる。アイデンティティはそのままに、違う国の料理と人々が同居する、楽しくて新しいグローバル空間なのだ。

    (『料理通信』2017年5月号/「ワールドトピックス」より)



    ◎ HAFA STORIE
    Galleria Umberto I n.10/13-10122 Torino
    火曜~土曜10:30~24:00(食事12:30~14:00、19:30~21:00LO)、
    日曜11:30~18:00(食事11:30~14:30)
    月曜休
    http://www.hafastorie.it

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