Peru[Lima]
ガストン・アクリオがデリバリーで身近な存在に
2020.11.09
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5月上旬以降段階的に経済活動が再開されているペルーで、リマ市にあるガストン・アクリオ氏のセビチェリア*「ラ・マル」が、6月1日からデリバリーとテイクアウトを始めた。アラカルトの他、6月の父の日には海の幸バーベキューセットを用意するなど、家庭内イベントを意識。自宅待機中に家庭でバーベキューを楽しむ人が増えたこともあり、人気を博した。
新生ラ・マルのキャッチコピーは、「(かつて)ラ・マルがこんなに近くにいたことはなかった」。コロナ禍以前のメインターゲットである外国人観光客の来店が望めない今、地元ペルー人に同店をもっと身近に感じてもらいたいという強い思いが伝わってくる。一方、鮮魚にレモンを合わせた店本来の主力商品「セビーチェ」は味や見た目の劣化が早いため、デリバリーエリアを4キロ以内に絞るなど営業戦略上の限界がある。
ペルーでは7月20日から最大収容人数を通常の40%に抑えるなどの条件付きで店内接客が解禁された。ラ・マルも店の再開に向けた準備を始めている。
*ペルー版シーフード専門店
(『料理通信』2020年11・12月合併号/「ワールドトピックス」より)
◎ La Mar Cebicheria Peruana Lima
Av. La Mar 770 Case Miraflores, Lima
☎+51-01-421-3365
本日の魚を使ったセビーチェ 39 ソレス
https://lamarcebicheria.com/
text by Keiko Harada
JOURNAL / 世界の食トレンド
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