Spain [Barcelona]
お茶がテーマの複合型レストラン誕生
2016.10.06
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2014年にバルセロナの目抜き通りパセジ・デ・グラシアにオープンした「エル・ナシオナル」をはじめ、複合型のレストランが今話題だ。15年初めに開店した「アルッテ」もその1つ。 店の造りが縦に長いため、入口からはテラス席のある普通のカフェに見える。ところが一歩足を踏み入れると、カジュアルなカフェから優雅なティールーム兼ショップへ。そのさらに奥には、グランドピアノが設置されたステージ付きの広大なレストランがある。
紅茶をメインとした各国の茶葉が約80種も揃うバルセロナでトップクラスのティーショップも見事だが、それらの茶葉を使ったレストランの料理がユニークだ。例えば抹茶入りのオリーブ油を使ったトマトサラダや、アールグレイティーとシロップを煮詰めたソースで食べるラム肉など、常時4品のお茶を絡めた料理がある。
レストランでの食事後、ティールームに移ってハーブティーで〆という客が多いという。コンサートやアートの展示も開催し、紅茶好きだけではなく広くファンを増やしている。
(『料理通信』2016年9月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Artte
Muntaner 83 C Barcelona
☎ +34-93-454-9048
9:00~24:00(月曜~18:00、コンサートのある日は~翌2:00)
日曜休
text & photograph by Makiko Hata
JOURNAL / 世界の食トレンド
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