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南米とバスク。一見なんの関連もないように見えるが、歴史的にはバスクからの移民が南米に多く流入しており、現在1000万人のバスク子孫を数えるとか。常々この関係に注目していた「ムガリッツ」のルイス・アンドーニと飲食グループIXOは、2017年2月、サン・セバスティアンに「トパ・スカルデリア」をオープンした。
店名の「スカルデリア」は、バスク語で料理を意味する“スカルデア”と、南米のピリ辛料理の店舗の総称“ピカンテリア”を合わせた造語だ。メニューは「バスク人なら南米の地で何を作るか?」が命題。
メキシコの「トルティーリャ」はキビとトウモロコシで作る生地に、ハーブに漬け込んだ豚肉を包む「バスクの牧者風タコタロス」(€6)に変身。アルゼンチンのソウルフード「チョリパン」(€5)は、パンにバスクのチストーラ(パプリカ入りの細長ソーセージ)を挟むなど南米料理 がバスク的に解釈されている。南米らしい様々なカクテルとのマリアージュも人気で、サン・セバスティアンのグルメ新名所となりつつある。
(『料理通信』2017年6月号/「ワールドトピックス」より)
◎ TOPA SUKALDERIA
C/Aguirre Miramón, 7, Donostia, San Sebastian
☎ +34-943-569-143(予約受付は電話のみ)
月・水12:00~16:30、木・日12:00~24:00、
金・土12:00~翌1:30
火曜休
www.topasukalderia.com
text by Yuki Kobayashi
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