フェリチタ 永島 農 Atsushi Nagashima
2015.05.19
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店名
フェリチタ/Felicita
2011.4.1 支配人就任 フェリチタのページを見る
1974年8月25日生 / 東京都出身 / O型
高校時代からイタリア料理店でアルバイトをし、95年六本木「サバティーニ」、97年麹町「スカーラ」、99年代官山「キアッケレ」を経て、02年現店に入店。
FAVORITE
音楽 : エレクトロニカ、スカ
本 : 『新しいイタリア料理』(グァルティエーロ・マルケージ)
映画 : スタンリー・キューブリックの作品
MY LEGEND
齋藤智史
「プリズマ(東京・青山)」シェフ。1974年生まれ。ロンバルディア州「ダ・ヴィットリオ」などで2年間修業、国内でも研鑽を積み、2004年「イル リストランテ ネッラ ペルゴラ」を開店。11年に移転、現店を開店。
米沢伸介
ワインバー「ナジャ(兵庫・尼崎)」サービスマン。1963年生まれ。ホテル阪急インターナショナルのバンケット飲料部門統括を経て、97年、現店を開店。2000年頃よりいち早くナチュラルワインを充実させる。「フジマル醸造所」の藤丸智史氏など、出身者も多い。
石川達也
「竹鶴酒造(広島・竹原)」杜氏。1964年、広島県生まれ。早稲田大学在学中から神亀酒造(埼玉)で酒造りを学び、94年、竹鶴酒造株式会社入社。96年より杜氏となり、2004年より生酛造りにも挑戦している。
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フランス産 ウズラ肉とオリーブのトロフィエ レモンの香り
1900円
リグーリア州ジェノヴァで生まれた手打ちのショートパスタ・トロフィエ。バジルペーストで食べる郷土料理が有名だが、ウズラを使ってエレガントな1皿に。歯応えを強調する角切りが食感よく、ソースにも旨味がたっぷり。
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野菜のテリーヌ仕立て 赤ピーマンとナッツのソース
1800円
オクラ、ヤングコーンなど季節の野菜をごく少量のコンソメでテリーヌに。火を入れることで際立つ野菜の食感が楽しめ、2種のコクのあるソースとサツマイモのピュレの甘味がほどよいアクセントに。見た目も華やかで心が躍る。
必要とされるためのキーワード
ワイン1つに、郷土料理2つ。
ワイン1つに、郷土料理2つ。
- 「サービスマンの仕事は、情熱を運ぶこと」と話す永島農さん。料理もワインも“作る側”の想いを的確に伝えられるよう、修業時代から体系的に知識を高めるよう努めてきた。ワインを1 つ憶えるごとに、合う郷土料理を2 つ憶える。実際に料理を作り、ワインとの相性を確かめてみる。
「わかりやすいより、面白いワインを」という提案が説得力を持つのも、そうした積み重ねがあってこそ。たとえばイベリコ豚肩ロースのローストに合わせ、軽めの赤か重めの白で悩むお客に、果皮浸漬をしたやや渋味のある色の濃い白ワインを推すという具合に。セラーにあるワインの多くは新進の、あるいは小規模生産者のもの。「他店と違う提案で店を印象付けたい」という積極的な提案がワイン好きのツボを突く。
一方、便利な立地や豪華な設えから客層は幅広い。「記念日使い」にふさわしいワインの知識もきちんと押さえ、サービスは「押しつけがましくなく」を徹底。スタッフとの目に見えぬ信頼関係も晴れやかな空間に温もりを生み出している。
text by Kei Sasaki / photographs by Hide Urabe
フェリチタ 東京都/表参道 フェリチタのページを見る
住所 | 東京都港区南青山3-18-4 |
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電話番号 | 03-3408-0141 |
営業時間 | 18:00〜22:00 LO(バーは~24:00、土曜、日曜は17:30〜21:00 LO) |
定休日 | 月曜、祝日休(バーは月曜、土曜、日曜、祝日休) |
カード | 可 |
座席 | 全100席程度(うちカウンター7席、テラス16席) |
タバコ | 禁煙(バーは可) |
アクセス | 東京メトロ表参道駅より徒歩2分 |
URL | - |
備考 | コース6000円、8000円、12000円、アラカルトあり 【WINE】グラス白赤各10種800円~、ボトル4000円~(税・サービス料10%別) |
- 「2012年05月100人のシェフが考える「必要とされる店」になるために」 掲載
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