「新しいスタイルを提示する」
フレンチカレーSPOON 和田直樹 Naoki Wada
2014.10.01
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店名
フレンチカレーSPOON/FRENCH CURRY SPOON
2009.6.11 open フレンチカレーSPOONのページを見る
1980年12月23日生 / 群馬県出身 / O型
高校卒業後、辻調理師専門学校入学。2000年、在学中から、「ル・ブルギニオン」にオープニングスタッフとして入店し、サービスを2年弱、厨房を3年強(計5年)経験する。「ミラヴィル」(2年弱)を経て、「ル・ジュー・ドゥ・ラシェット」にオープニングスタッフとして加わり、2年間スーシェフを務める。半年弱の準備の後、09年6月独立し、西荻窪に「フレンチカレーSPOON」をオープン。
FAVORITE
音楽 : ピアノハウスなど、きれいな感じのハウス
本 : 『孤高の人』(新田次郎著)
映画 : 『ショーシャンクの空に』
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フレンチカレー(+トロトロ牛肉+温泉卵+水菜)
890円(+180円+100円+100円)
フォン・ド・ヴォーをベースにコショウ、ターメリック、クミン、ショウガ、トウガラシ、山椒など、香りがはじける中粗挽きのスパイス13種と牛・豚肉、香味野菜を煮込んだ「スパイスを楽しんでもらうカレー」。トッピングにはフレンチの定番、牛肉の赤ワイン煮も。
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色々なハーブのサラダ 新タマネギのムースと共に
500円
スライスした新タマネギを約1時間半炒め、ピュレにして泡立てた生クリームと合わせたムース。ハーブの茎で作った鮮やかなピュレを添え、セルフィーユやエストラゴンなど春のハーブとスプラウトのサラダとともに。
必要とされるためのキーワード
タッチポイントを広く取る。
タッチポイントを広く取る。
- 同世代の友人たちはみな、「イタリアンは行くけれど、フレンチは敷居が高い」と言う。その理由を、「フレンチにはパスタのように、誰もがぱっと頭に浮かべる料理がないからだ」と考えた和田直樹シェフ。「もっとフレンチを食べてほしい」との思いから、大衆食・カレーを看板に据え、「女性1 人でも毎日通える店」に方向を定めた。
スタイルはカレー屋でも、基盤はあくまでもフレンチだ。フォンから手作りし、「今月のカレー」はナヴァラン・ダニョーなどフランスの煮込み料理をアレンジする。レストラン仕込みの前菜やデザートも、手頃な価格で提供。さらには「サービスもすばらしいのがフレンチ」と、でき得る限りきめ細やかな接客を心がけ、ピッチャーやカトラリーも1人ずつ配置する。
今ではカレー+前菜やワインを楽しむお客が増え、手応えは十分。要望を取り入れながら店も進化し、日替わり料理やグラスワインの種類も増えた。「ここで食べて、今度はフレンチレストランに行ってみようと思ってくれたら嬉しい」
text by Rieko Seto / photographs by Hide Urabe
フレンチカレーSPOON 東京都/西荻窪 フレンチカレーSPOONのページを見る
住所 | 東京都杉並区松庵3-38-19 リヴェール西荻 1F |
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電話番号 | 03-5941-6733 |
営業時間 | 11:30〜15:30 LO 18:30〜23:00 LO ※カレーがなくなり次第終了 |
定休日 | 火曜休 |
カード | 不可 |
座席 | 全11席(カウンターのみ) |
タバコ | 禁煙 |
アクセス | JR西荻窪駅より徒歩2分 |
URL | http://frenchcurryspoon.com/index.html |
備考 | 昼1030円、1340円、1450円(税込) 夜アラカルトのみ 【WINE】 グラス白赤各5種590円~、ボトルなし |
- 「2010年01月西荻窪「SPOON」のフレンチカレーに挑戦」 掲載
- 「2011年05月「最小単位=1人or夫婦」でつくる強い店」 掲載
- 「2011年07月今日から自宅で炭火デビュー!」 掲載
- 「2011年12月人気の酒場・ビストロ・レストランに聞く[新]フランス総菜」 掲載
- 「2012年05月100人のシェフが考える「必要とされる店」になるために」 掲載
- 「2012年06月スパイスの「使いきり術」、教えます」 掲載
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