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PEOPLE / 食の世界のスペシャリスト

古澤千恵さん(ふるさわ・ちえ) アンティークコーディネーター

第5話「仕事年表」(全5話)

2016.02.01


仕事年表





1972年

・神奈川県で生まれる。料理と古物が好きな祖母と母のもとで育つ。幼少期からピアノを習う。

1992年

19歳
・武蔵野音楽大学ピアノ科に進学。

1993年

20歳
・鎌倉のフランス料理店でアルバイトを始める。閉店を機に、イタリア料理店「ア・リッチョーネ」に移る。後に夫となる一記さんと出会う。

1994年

21歳
・ブライダルの企画会社でオルガン奏者のアルバイトを始める。

1996年

23歳
・大学卒業。アルバイトをしていたブライダルの企画会社に就職。

1998年

25歳
・ブライダルのプランニングを任されるようになり、客の要望に合わせた演出やコーディネートの基本を学ぶ。
“演出すること”の面白さを知ったこの時の経験が、今の仕事につながっている。

2000年

27歳
・結婚、退職。2週間後、一記さんは料理修業のためイタリア・フィレンツェへ。2カ月後、千恵さんも渡伊。
・語学学校に通いながら、チョンピ広場の骨董市へ通い詰める。様々な古物との出会いを通じ、販売を考え始め、購入した古物の写真を知人にメールで送り、希望者に販売するように。

2002年

29歳
・鎌倉の実家で、古物好きの知人を招いた販売会を不定期で開催。客の紹介で、日本のアンティークショップから卸の依頼を受ける。

2003年

30歳
・トスカーナの山間の一軒家へ転居。2階に住む大家さんはじめ、近隣の住民と交流を深めながら、地域に根を張り暮らしを営むように。

2005年

32歳
・鎌倉の雑貨・アンティークショップ「ガレージ」にて、展示即売会を5日間開催。大理石のテーブルなどの家具を含む数百点を展示&販売する。

2006年

33歳
・日本の7店舗の雑貨店、アンティークショップ、アパレル会社などと卸の契約を結ぶ。自分らしい表現で古物の魅力を伝えたいとの思いから、ネット販売を考え始める。

2007年

34歳
・鎌倉の「Gallery Kaya」にて、「Chiaro Scuro(明暗)」をテーマにトスカーナの空間を演出し、テーブルウェアを中心とした展示即売会を開催。

2008年

35歳
・イタリア古物などを販売するサイト「OVUNQUE」を立ち上げる。料理研究家や陶芸家への器の提供、雑誌や料理本の撮影用レンタル及びコーディネートを始める。




2010年

37歳
・一記さんと共に、鎌倉にワイン・食材・惣菜販売とレストランを兼ねた「オルトレヴィーノ」をオープン。千恵さんは接客を務める。店の調度品は全て千恵さんの選んだイタリアの古物で、希望者には販売する仕組み。
Photograph by Sai Santo




2012年

39歳
・初めての著書となる『とっておきのフィレンツェ/トスカーナ おいしいものと素敵なところ』(筑摩書房)を出版。旅をテーマに町の魅力的なスポットや人、物、食べ物を紹介。本を見て店を訪れる人も増えた。




2014年

41歳
・トスカーナ料理のレシピと、イタリアのアンティークの器をテーマにした2冊目の著書を出版予定(筑摩書房)。古物の仕入れのために年に3~4回イタリアに渡る。 
◎ OVUNQUE(オヴンクエ)http://www.ovunque.jp/




Photographs by Kyoko Kita




古澤千恵(ふるさわ・ちえ)
音楽大学を卒業後、ブライダル企画会社に就職。その後、夫の一記さんと共にイタリア留学へ。足繁く通った骨董市をきっかけに古物の世界に入り、2008年、イタリア古物などを販売するサイト「OVUNQUE」を立ち上げる。そのセンスに信頼を寄せる人は多く、テーブルコーディネートのほか、飲食店の什器手配、執筆など活躍は多岐にわたる。



























































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