デュ・バリー 谷田部靖 Yasushi Yatabe
2014.10.01
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店名
デュ・バリー/du Barry
2010.5.11 open デュ・バリーのページを見る
1974年2月15日生 / 北海道出身 / A型
専門学校を卒業後、飲食の道へ。94年、札幌のワインバーに勤務(2年)、その後札幌「レストラン コートドール」(2年半)勤務の後上京。98年、銀座「レカン」に入店、「ロテスリーレカン」を含めて計11年間勤務。10年5月、現店オープン。
FAVORITE
音楽 : なし
本 : 司馬遼太郎
映画 : ハッピーエンドなストーリー
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ホタルイカのセート風
1100円
ホタルイカをイカスミとトマトで煮て、カラスミをアクセントにした南仏料理。一般的にはバターライスを添えるが、ここでは米よりも軽い食後感でいながら、食感がきっちり残る米型パスタ「リゾーニ」で。
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朝採り野菜の温かいサラダ
980円
東京近郊の朝採り野菜が、ランチには食べられる。ムール貝のだしを吸わせたスナップエンドウやカブのソテー、茹でたプチベールやカリフラワー、山菜のベニエなどをたっぷりと。クルミオイルとディジョンマスタードのドレッシングで。
必要とされるためのキーワード
人の気持ちを“少しだけ”動かす。
人の気持ちを“少しだけ”動かす。
- 谷田部靖さんは、グランメゾン出身のサービスである。
「でも外食が特別ではなくなった現代、自分の部屋を与えられて育った世代にとって、レストランは自分のテリトリーの延長」 ならばフランス的な型よりも、部屋で音楽を聴くような心地良さが必須。足場板の床、木製洗濯ばさみのフォークレスト、無造作に置いた植木鉢。インテリアにも、サービスにも心地良さの種をまきつつ、しかし過剰は厳禁だ。
たとえば食後に出すサービスの果物。それがフルーツの盛り合わせになると過剰で、バナナを切っただけの「食後にお母さんが勝手に出す感じ」がちょうどいい。
寒い日の温かい食前酒も同じこと。ホットワインは過剰だが、甘酒の「間が抜けていて、くすっと笑える感じ」は素直に嬉しくなる。
「感動まで行かなくても、人の気持ちを“少しだけ”動かしたい」
働く若い夫婦や単身者が多い町で、彼らがちょっと疲れた時にも「なんか幸せ」な気持ちになれる店。それは人が、家に戻る感覚で通える店でもある。
text by Naoko Ikawa / photographs by Tsunenori Yamashita
デュ・バリー 東京都/池尻大橋 デュ・バリーのページを見る
住所 | 東京都世田谷区池尻2-37-7 スカイビュー246 1F |
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電話番号 | 03-6450-8177 |
営業時間 | 11:30〜14:00 LO 18:00〜22:00 LO |
定休日 | 月曜休み(祝日を除く) |
カード | 可 |
座席 | 全25席 |
タバコ | 禁煙 |
アクセス | 東急線池尻大橋駅より徒歩8分 |
URL | http://www.smile-dubarry.com |
備考 | 昼1300円、1700円、2100円、2800円(税・サ込) 夜プリフィクスコース3900円、4800円、5300円、6200円(税・サービス料5%別) 【WINE】グラス白赤各3種800円~、ボトル4000円~ |
- 「2010年07月新米オーナーズストーリー」 掲載
- 「2010年12月進化する粉ものフレンチ」 掲載
- 「2011年06月ジャンルを超える和の器。」 掲載
- 「2012年05月100人のシェフが考える「必要とされる店」になるために」 掲載
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