リストランテ・ラ・バリック 坂田真一郎 Shinichiro Sakata
2014.10.01
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店名
リストランテ・ラ・バリック/Ristorante La Barrique
2007.10.19 open リストランテ・ラ・バリックのページを見る
1971年4月29日生 / 東京都出身 / A型
大学卒業後、エコール・キュリネール国立で調理を学び、料理人として都内のレストランを経て「アカーチェ」へ。サービスに転向し、2年半勤務。「フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ」(半年)、「クローチェ・エ・デリツィア」(2年)を経て、05年渡伊し、トリノ「ラ・バリック」で2年修業。07年帰国し、現店オープン。09年、食材&ワイン店「ロッソ ルビーノ」開店。
FAVORITE
音楽 : ロック、ラテン、ジャズをはじめ音楽全般。最近、クラシックをかじり始めた。
本 : 重度の活字中毒なので、なんでも読む。
映画 : 『ニュー・シネマパラダイス』。映画館で観る時はハリウッド作品などが多い。
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イカスミのリゾット
夜9800円のコースのプリモピアットとして
カルナローリ米を使用。イカスミとトマトソース2種(生トマトのソースと、香味野菜とサンマルツァーノ種トマトを煮込んだソース)、煮詰めた魚介や甲殻類のブイヨンを合わせたソースは、濃厚かつ奥行きある味わい。網焼きしたイカと生ウニをのせる。
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ホワイトアスパラガスのパンナコッタ仕立て ホタテのタルタル添え
夜のコースの冷たい前菜
茹でたホワイトアスパラを裏漉して固め、塩、オリーブ油、レモンで調味した天然ホタテとホワイトアスパラガスのタルタルをのせる。エシャロットなどを加えた濃厚なホタテのブイヨンベースのドレッシングとともに。
必要とされるためのキーワード
日本式のもてなしに徹する。
日本式のもてなしに徹する。
- 「日本にレストラン文化が浸透すれば料理以外にも目が向けられ、トータルで店が判断されるようになる。その時、力を発揮するのはサービスだ」。15年前、支配人の坂田真一郎さんが抱いた確信は、「ラ・バリック トウキョウ」で形となった。
この店を支える「根っこの精神は、日本人のおもてなしの心」だ。伊藤延吉シェフは、日本独自の食材も取り入れつつ奇をてらわず、スタンダードなイタリア料理を作る。坂田さんも生家である昭和の日本家屋を舞台に、日本人にとってどこか懐かしく、安心感のあるスタンダードなサービスでお客を包む。「扉を開けると外とは違う時間が流れ、時を経ても色褪せない
レストランが理想。和洋折衷の面白さが個性になっています」。
すぐ近くには、デリやチーズ、サラミ、オリーブ油、菓子、手頃なワインなどを販売する、普段使いのイタリア食材店「ロッソ ルビーノ」もオープンし、通信販売も始めた。レストランが描き出す“非日常”と食材店の“ 日常”。相対する2つの側面から、「人生の潤いの時間」をもたらす。
text by Rieko Seto / photographs by Hide Urabe
リストランテ・ラ・バリック 東京都/江戸川橋 リストランテ・ラ・バリックのページを見る
住所 | 東京都文京区水道2-12-2 |
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電話番号 | 03-3943-4928 |
営業時間 | 11:30~12:30 LO 18:00~21:45 LO |
定休日 | 水曜、第2火曜休 |
カード | 可 |
座席 | 全22席(うち個室最大6名×1室) |
タバコ | 禁煙 |
アクセス | 東京メトロ江戸川橋駅より徒歩3分 |
URL | http://www.labarrique.jp |
備考 | 昼3400円(平日のみ)、5500円、7500円 夜9800円、13500円、おまかせコース16500円(夜は税・サービス料10%別) 【WINE】グラス白赤各約12種1000円~、ボトル6800円~ |
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- 「2008年04月日曜もオープン!のレストランガイド 【EAST】」 掲載
- 「2009年01月「リピートする味」 36レシピ」 掲載
- 「2010年04月春のパスタ・アンケート シェフたちの乾麺選び」 掲載
- 「2011年07月サービススタッフに聞く テーブルウォーターの役割」 掲載
- 「2012年05月100人のシェフが考える「必要とされる店」になるために」 掲載
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