-
ここ数年、ベジタリアン料理の発展が目覚ましい。ミートフリーマンデー活動や、ベジタリアンレストランのオープンに加え、カフェなどあらゆるところで野菜メニューを見ることができる。
ストックホルム郊外・ソルナ市にある「ラディソンブルー・ロイヤルパークホテル」では、需要が増しているヴィーガン料理に力を入れた“ヴィーガンブランチ”を始めて注目を集めている。ヴィーガン料理では動物性脂肪や卵を一切使うことができないが、同店では野菜をサラダにしたり、ドレッシングをかけるだけでなく、カシューナッツをすり潰して発酵させたナッツチーズや、生のキノコで作ったパテなど、ひと手間かけた料理でお客を魅了している。生クリームの代わりに豆乳やヘーゼルナッツミルクから作るクリームを使うため、ラクトースアレルギー(乳糖不耐性)にも問題なし。
肉や魚を食べる人にも満足度が高いため、家族連れでもビジネス利用でも、あらゆる層が一緒に食事できるブランチとあって人気上々だ。
(『料理通信』2018年7月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Radisson Blu Royal Park Restaurang
Frösundaviks allé 15, 169 70 Solna
☎+46-(0)8-624-5500 11:00~23:00
無休
ヴィーガンブランチはブッフェ形式で毎週日曜11:00~14:00 395スウェーデン・クローナ 要予約
text by Sakiko Jin
JOURNAL / 世界の食トレンド
JOURNAL / 世界の食トレンド