America [New York]
ペルー料理の魅力を詰めたサンドイッチ専門店
2019.02.12
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近年、世界の料理界では中南米が注目されているが、ニューヨークでその味わいは十分知られていない。そんな中、ミシュラン三ツ星の現代米国料理店「イレブン・マディソン・パーク」出身のペルー系アメリカ人シェフ、エリック・ラミレズ氏は、2015年に現代ペルー料理店「ラマ・イン」を開き、高い評価を得てきた。
その氏が2018年7月、マンハッタンに開いたサンドイッチ店「ラミータ」が話題を集めている。メニューには伝統ペルー料理を独自に表現した8種(14~24ドル)を用意。たとえば、ペルーを代表する濃厚なソースを絡めた牛ステーキの炒め物「ロモ・サルタド」を、さっくりとしたパンに挟んだり、伝統的な鴨の煮込みをヒントにした自家製鴨肉ソーセージとペルー産コーンを合わせた一品など、多彩な品揃え。
ペルーのオブジェや写真をミニマルに飾った洒落た同店には、近隣の若者層を中心に毎日約100人が来店する。「サンドイッチという手軽な形で、より多くの人々に伝統の風味に親しんでほしい」とラミレズ氏は語る。
(『料理通信』2019年1月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Llamita
80 Carmine Street, New York NY 10014
☎+1-646-590-2771
11:00~20:00
無休
www.llamitanyc.com
Text by Akiko Katayama
JOURNAL / 世界の食トレンド
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