England[London]
ジビエとスコッチウイスキーを提案する新感覚の店
2016.01.06
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狩猟による鳥獣肉“ジビエ”は、英国では“ゲーム”と呼ばれ、その稀少性から高価な食材として、長年上流階級の人々に愛されてきた。しかしロンドンではここ数年、そのイメージが塗り替えられつつある。その立役者が、野生のヴェニソン(鹿肉)をメインにした料理で若いロンドナーの人気を集めている「マック&ワイルド」だ。
同店は3年前、ヴェニソンのパティを使った特製バーガーをストリート・フードとして売り出し大ブレイク、2015年8月に満を持してロンドンに路面店をオープンした。ヴェニソンは、スコットランド出身のオーナー、アンディーの実家が経営するゲーム肉専門店から直送される。バーガー以外にも、滋味深さを残しながら上品な味わいを持つヴェニソンのシャトーブリアンやタルタルなど、野生鹿づくし。
また60種類以上のスコッチ・シングルモルトを揃え、ゲーム料理とウイスキーのマリアージュを提案するコンセプトにも、常に新しい食の冒険を求めているロンドナー達からの熱い視線が集まっている。
(『料理通信』2016年1月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Mac & Wild
65 Great Titchfield Street, London, W1W 7PS
☎ +44-20-7637-0510
12:00~15:30、18:00~23:00(木~土曜は~24:00)
土曜のランチ、日曜休
www.macandwilds.comtext by Yuka Hasegawa / photograph by Shu Tomioka
JOURNAL / 世界の食トレンド
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