France[Paris]
本格派ギリシャ・サンドイッチが新たなブームの兆し
2015.11.04
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ケバブ、ファラフェル、ハンバーガーなどがグルメ化の一途をたどるパリで、新たに注目を集めるファストフードがある。マドレーヌ寺院から程近いシックなビジネス街で2015年7月末にオープンした「ガリカ」は、ギリシャ語で「カラマキ」と呼ばれるサンドイッチを販売する店だ。
オーナーの1人ジュリアン・ガントレ氏は語る。「本場ギリシャのサンドイッチは、なぜか、これまでパリになかった。ギリシャのなかでも、我々はアテネの旧市街プラカ地区にあるようなアテネのサンドを提供したかったのです」。野菜と果物以外の食材は100%ギリシャ産を輸入。上質なオリーブオイルと共に、鶏はレモンの皮、仔豚はタイム、仔羊はローズマリーと一緒に長時間マリネする。ピタパンにたっぷりの野菜とタジキ(ヨーグルトソース)、高温のプランチャで焼き上げた肉類を挟み、くるっと巻けば、できあがり。
つい最近まで「ギリシャサンド」といえば、「カロリー過多なケバブ」を連想する人が大半だったが、その偏見は覆されようとしている。
(『料理通信』2015年11月号/「ワールドトピックス」より)
◎ Galliká
7 rue Godot de Mauroy 75009 Paris
11:30~15:00
土曜、日曜休
Métro: ⑧⑫⑭番線Madeleine
www.facebook.com/Gallikafrance?fref=ts
text & photograph by Sakurako Uozumi
JOURNAL / 世界の食トレンド
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