2019年7月13日(土) Farmer’s Market @UNUが開催する
NAKED - waste less market -ありのままの姿で、野菜を持ち帰ろう
2019.07.08
FEATURE / MOVEMENT
時代の先駆者として、都市で暮らす人々と生産者をつなぎ、新しいマーケットの可能性を開拓してきた東京・青山、国連大学前のファーマーズマーケット。
私たちは、雑誌『料理通信』100号記念号発刊時に一出店者として参加させてもらったり、ファーマーズマーケットと共に活動する生産者や料理人を取材させてもらったり・・・と、彼らの活動を垣間見る機会をこれまで多く得てきました。
今年10周年を迎えるという彼らは、理想とする未来のマーケットのために、また新たな試みをスタートします。
“NAKED”に込められた想い
日々、食と農に向き合っているからこそ、マーケットで出るゴミや売れ残る野菜にひもづく課題を解決していきたい、環境への負荷を減らしていきたいと、出店者と手を携えて、これまで様々な取り組みを行ってきたファーマーズマーケット。今回、10周年の節目を迎えるにあたり、ゴミの出ない理想の売り方・買い方を実験するべく量り売りマーケットを初めて開催することに。
テーマはNAKED –waste less market-。
野菜や果物はもちろん、パンやワインなども、ありのままの姿で必要な分だけ買って持ち帰ることができる場を作ります。
“ありのままの姿”-このシンプルなメッセージには、買い物をするときに使うプラスチックバッグ、野菜の見栄えを保ち保護するための個包装や容器など、売る側、買う側、運営する側各々にとって、何が必要なのか?を判断する自分なりのモノサシを持つヒントが込められているのかもしれません。
ファーマーズマーケットではすでに、マイバッグを忘れてしまったお客さんのために「Boomerang Bags(ブーメランバッグ)」というバッグをシェアするシステムを取り入れ、植物由来の生分解性プラバッグの導入も進めているのだそう。
“NAKED ーwaste less market ー”は、マーケットに関わるすべての人にとって、理想のマーケットとはどんなものか?を考える足掛かりとなるのではないでしょうか。
では盛りだくさん!の内容をご紹介していきましょう。
量り売りでの買い物を体験してみよう
7月13日(土)に初開催となる“NAKED ーwaste less market ー”は、個包装は一切なし、ありのままの姿で必要な分だけ買って持ち帰るシステム。お客さんにはマイバッグや空き瓶、容器など自宅にあるものを持ち寄ってもらいお買い物を体験してもらうという、なんとも楽しげなマーケットです。
◎ 量り売りマーケット
野菜や果物はもちろんのこと、パンやワイン、卵、オリーブオイル、乾物、コーヒー豆など、多様な食材を量り売りで販売。お客さんはマイバッグや空き瓶、容器など各自で持ち寄り、ゴミのでない理想の買い方を体験することができます。
<出店(予定)>
momoGファーム(長野)、グリーンバスケットジャパン(小田原)、ome farm(東京)、農園ヘヴン(千葉)|野菜
ハーブ農園エンジョイ(千葉)|ハーブ
セオリファーム(宮城)|平飼い自然卵
斗々屋(大阪)|オリーブオイル、ワイン、クラフトビール、豆乳、乾物(豆類、ナッツ、塩、ドライトマトなど)
三好さん(小豆島)|生ハム
Stockholm Roast|コーヒー豆
◎ NORAH MARKET
野に良い、と書いて野良。丁寧に使い続けていくことや、より自然に寄り添うプロダクトを生活に取り入れる提案として、ミツロウラップや竹の歯ブラシ、ストロー、石鹸などのラインナップが揃います。
<出店(予定)>
aco wrap|ミツロウラップ
斗々屋|竹の歯ブラシ、オーガニックコットンバッグ、植物プラスチック袋、固形シャンプーなど
パダウ|ミャンマーの手仕事(バッグや竹のストローなど)
bee|廃棄傘布を使ったプロダクト
stasher(スタッシャー)|繰り返し使えるシリコン製容器
エコストアパパラギ|洗剤類、掃除用品、竹とコーンスターチで作ったエコカップなど
◎ Boomerang Bags
マーケットでは、自宅に余っているバッグをドネーションで集めるプロジェクトを実施中。マイバッグを忘れた方が自由に使えて、次回マーケットに来る時にまた戻すことで、循環が生まれ、プラスチックバッグの使用を減らしていく仕組みになっています。今自宅に眠っているエコバッグや紙バッグがある方は、リユースするチャンスにもなります。
◎ WORKSHOP
千葉・農園ヘヴンで採れるフレッシュハーブを使ったハーブソルトやハーブオイル、自家製歯磨き粉を持参した瓶に詰めて持ち帰るワークショップ等も予定しています。
ゴミを出さない理想的なマーケットについて皆で考えてみよう
理想のマーケットとは、そもそもどんなものか?
それを創っていく上で、何が課題になるのか?
暮らしへ無理なく取り入れていくにはどうしたらいいか?
自分たちが理想とする未来のマーケットについて、皆で考えていくトークセッションNORAH TALKが、当日15時から開催されます。
ゲストに迎えるのは、「Gallo(東京・四ツ谷)」のシェフ&農園ヘブン・農園エンジョイ園主の小川拓真 さん。料理人と農家としての視点を併せ持ち、環境によいものづくりを求めて活動しています。
そして料理通信でもお馴染み、「もうひとつのdaidokoro(東京・池袋)」のプロデュースを手掛け、出店者・斗々屋にも参画する菊池博文さん。地方と食とサステナブルをテーマに活動を続けています。
他の出店農家さんやファーマーズマーケット運営スタッフも加わり、皆で未来のマーケットについて考える場になりそうです。
量り売りでの買い物を体験した後に、皆さんの感想も、NORAH TALKでぜひシェアしてみませんか?
たくさんの発見がありそうなマーケット、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。
開催概要
日時:7/13(土) 10:00-17:00
会場:Farmer’s Market Community Lounge 渋谷区神宮前5-53-70 国際連合大学 中庭
参加費:無料
持ち物:買い物のためのマイバッグと量り売り用の空き瓶、容器の持参をお願いします。
Facebookページ:https://www.facebook.com/events/420058711928274/
NORAH TALK申込ページ:https://peatix.com/event/736039/view
出店者情報(随時更新中/順不同):
パダウ |ミャンマーの手仕事
Aco Wrap| ミツロウラップ
斗々屋| オリーブオイル、ワイン、乾物 など
三好さん| 生ハム
農園ヘブン| 野菜
ハーブ農園エンジョイ|ハーブ
セオリファーム| 卵
momoGファーム|野菜
グリーンバスケットジャパン | 野菜
ome farm | 野菜
Stockholm Roast|コーヒー豆
bee|廃棄傘布を使ったプロダクト
stasher(スタッシャー)|繰り返し使えるシリコン製容器
エコストアパパラギ |洗剤・掃除用品雑貨 など
◎ Farmer’s Market @UNU
http://farmersmarkets.jp/