America [Oakland]
米国トーフ界の新旗手 湯葉の既成概念を覆す
2019.05.09
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カリフォルニア生まれの「ユバ・ヌードル」が、全米チェーンの大手スーパーや量販店のチルド棚に並び始めた。幼少期をベトナムで過ごしたミン・ツァイ氏率いるホド・フーズ社が、2018年、ブランドリニューアルと共に発表した“温・冷どちらでもすぐ食べられる”新商品だ。
でもこれ、日本人が思い描く湯葉料理ではない。米国産有機Non-GMO大豆の豊かな甘味にこだわり、10 年以上豆腐作りに携わってきたツァイ氏が、菜食主義やアジア系以外の人々にもおいしく食べてもらえる“新栄養食”を提供しようと開発。自ら京湯葉の老舗を訪れ製造法を学んだ。湯葉を平麺状に切り、醤油で下味を付けてから炒めて香ばしい焼き色を付け、スパイシーなテリヤキ風味とまろやか白ゴマ風味ソースの2種類に仕上げた。
もちろんプレーンな「ユバ・シート」も取り扱っており、自社ウェブサイトでは、和食の枠組みを超えた目新しい多国籍レシピを紹介している。湯葉の新しい食べ方を提案し、その認知と需要向上に貢献するかも?
(『料理通信』2019年4月号/「ワールドトピックス」より)
◎ YUBA Noodles
Spicy Yuba Noodles, Sesame Yuba Noodles 各6.99ドル/227g
モロッコ、タイ、BBQ風などの豆腐やナゲット(厚揚げ)も人気
www.hodofoods.com
text by Kuniko Yasutake
photograph by Hodo Foods
JOURNAL / 世界の食トレンド
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