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JOURNAL / 世界の食トレンド

America [New York]健康志向の高い飲酒家が注目!アルコール入りの“ハード・コンブチャ”

Jan 12, 2023

text by Akiko Katayama / photograph by JuneShine

コンブチャ(Kombucha)とは“昆布のお茶”ではなく、お茶の葉、砂糖、乳酸菌、酵母で作ったモンゴル発祥とされる(諸説あり)発酵飲料。その健康的なイメージから、日本では1970年代に一時「紅茶キノコ」として話題を呼び、米国でも過去10年ほどの間にブームが到来。今では一般のスーパーやデリの棚には必ず置かれる商品になっている。


最近、健康志向の高い飲酒家の間で密かに注目を集めているのが、アルコール入りの“ハード・コンブチャ”だ。

通常のコンブチャには、発酵工程から生まれる0.5%前後のアルコールが含まれているが、米国の法律上は1.2%以下であれば一般飲料として販売されている。ハード・コンブチャは、使用する酵母や発酵期間を変えることでアルコールの含有量を高めたもので、そのアルコール度数はビールと同等の4~7%程度である。

「ジューン・シャイン(JuneShine)」は2018年、グレッグ・セラオ氏とフォレスト・デイン氏がカリフォルニアに創業した、環境にも身体にもより優しいアルコール飲料を求めるブランドで、オーガニック素材のみを使用することで人気を集めてきた。

試作品が知人の間で好評を得て、起業のきっかけになったという「ブラッドオレンジ・ミント」は、イタリア原産ブラッドオレンジ、ミント、ビーツのジュース、緑茶をブレンド。コンブチャ独特のさっぱりとした酸味が残る、カクテルさながらの味わいだ。現在では個性的なフレーバー約10種類を揃えており、「ホールフーズ・マーケット」他、大手の小売店での販売に加え、2022年12月にはブルックリンのウィリアムズバーグにタップルームもオープンした。

ジューン・シャインの勢いは、昨今のハード・コンブチャ人気を反映している。

(写真トップ)ジューン・シャインのハード・コンブチャは355mlの缶入り商品。個性的なフレーバーに加え、ビール好きを満足させる6%のアルコール度とより健康的なイメージが人気の理由。



*1ドル=132円(2022年12月時点)

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