England [London]
低アルコールのクラフトビールに熱い視線
2017.12.14
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低アルコール飲料市場が黎明期を迎えているロンドン。2017年8月には、低アルコールビール、ワインなどのブランドが集結した「マインドフル・ドリンク・フェスティバル」が、英国で初めて開催された。なかでも話題を呼んだのが、アルコール度数0.5%の製品に特化した新進クラフトビールブランド「ビッグ・ドロップ・ブリューイング・コー」。
元弁護士のロブ・フィンク氏が2016年8月に立ち上げ、同年11月には、モルトの他、オーツ麦、ライ麦、カカオニブを加えた「スタウト」がヒット。2017年3月発売の「ペール・エール」は、ハチミツのようなアロマと柑橘系の味わいが特徴で、ワールド・ビア・アワード2017のノンアルコール部門でベストビアに選出された。
「低アルコールというと水っぽく、味わいの乏しいものを思い浮かべる人が多い。当社では乳糖を加えてビールに骨格を与え、モルト以外の穀物を多用して味の深みを追求した」とフィンク氏。前出のフェスティバルでは「ラガー」と「スパイス・エール」の新商品を発表し注目を集めていた。
(『料理通信』2017年11月号/「ワールドトピックス」より)
◎ BIG DROP BREWING CO.
www.bigdropbrew.com
*英国ではアルコール度数0.5~1.2%を低アルコール、0.05%以下をノンアルコールと表記する。
text by Yuka Hasegawa
JOURNAL / 世界の食トレンド
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